推敲と校正

日本語と言葉の面白さ

秘密にしたいことも、表現を変えると言える。

社内報をやっていたときは、派遣社員ながらかなり会社の深い情報まで知る機会がありました。事業部から教えてもらったものの、オモテでは言えない数字もその一つ。社内での特許出願の話を載せようとしたとき、具体的な数字や件数が載せられたらグッと内容にパワーが出てくるんだけどねえ、と悩んだ事例がありました。身内の...
日本語と言葉の面白さ

文を後ろから考えてみる。

英文練習には音読が大事、それも前からではなく後ろから練習していく方法があるそうです。その名も「バックワードビルドアップリーディング」。NHK Eテレ『Rの法則』からの受け売りです。後ろから積み上げるように読んでいくことで、わからない単語や言いづらいところに慣れて最後に頭から読んだらちゃんと音読できる...
日本語と言葉の面白さ

言い回し1つで心が透けて見える?

日本語は、使う人が「自分をどの位置に置くか」を常に表し続けている言葉だと思います。尊敬語は「あなたは私の上にいます」と伝えるものだし、謙譲語は「私はあなたの下にいます」を表現するもの。うまく使うと相手を尊重する態度が出ていいのですが、裏を返せば「自分がどう認識しているか」がポロッとこぼれる怖い言葉で...
ライター活動

文章には本当に作法が必要なのか?

あえて文法とはいわず作法の話です。文法は正しくないと伝わらないので必須。これは譲れません。でも作法はどうなんだろうと。たとえば1文が超長すぎる場合とか、文節ごとに「、」が打たれていてつっかえるとか。漢字だらけの文とひらがなだらけの文とか。正直、どっちでもいいと思っています。その人が書いた文章=個性な...
日本語と言葉の面白さ

魔の接続詞、「が」

日本語では助詞を使ってどんどん文をつなげることができます。どこまでもつなげられるのは諸刃の剣。結婚式のスピーチで話がどこに行ってしまうのかわからなくなったり、学校の朝礼で校長先生の話がエンドレスで続いたりするのも助詞のせいです。(本当か?)特に「が」はいろんな意味を持つので使い勝手がよい助詞です。「...
日本語と言葉の面白さ

めくるめく語尾の世界。

文章がよりよく見える要素として、語尾があります。たとえば小学生の日記だとこんな形になりがち。…ました。…ました。…でした。…ました。過去に起こったことなので文法に間違はないですよね。でも連続するとちょっとしつこい。大人になってこの文章だと拙い印象を受けます。ではどうすればいいか。ちょっと語尾採集して...
ライター活動

その文章の幅はどれくらいですか?

文章がうまく書けないんですー、という方は、書いたあとの見直しに時間をかけてみてください。プロの校正者も複数回、文を見直します。誤字脱字の確認は大前提。そのあとに「やっておくと文が整う」作業があります。まず長い文を切る。「、」ばかりどこまでも続いている文は、意味が切れているところを探して「。」がつく文...
日本語と言葉の面白さ

うっかり使うと気まずくなる言葉に注意

うっかり使うと相手が気を悪くする語句があります。ブログやテレビでもよく見かけますね。そして、使っている人は意識していないのか、繰り返して使う傾向があります。●やたらと平易な言い方なら「とても」でしょうか。「過度に」「余分」というマイナス意識があるとポロッと出てしまう。聞いた瞬間「ああ、この人はよく思...
ライター活動

伝えたいことをA4用紙1枚にまとめるには

ネットで文章を書くと青天井でどこまでもいけます。でも紙媒体はスペースに限りがあるので、どう収めるかがポイント。社内報の仕事をしていたとき、いろんな部署からいろんな記事が集まるのでまとめていました。でも現場からは「これを言いたい!」「これも入れないと!」「だったらこれも!」という要求がたまに重なります...
ライター活動

ちょっと間違えたくらいが嬉しい、というお仕事

文字校正の仕事は、基本的に「間違いがないように」をめざしているお仕事です。何人もの目で同じ原稿をそれこそ穴が開くほど見て、ミスを直していきます。校正には2つのアプローチ法があります。原稿を隣に置いて「それと同じか?」もしくは「指示された直しがちゃんと反映されているか?」をチェックする方法。もう1つは...