言い回し1つで心が透けて見える?

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日本語は、
使う人が「自分をどの位置に置くか」を
常に表し続けている言葉だと思います。
尊敬語は
「あなたは私の上にいます」と伝えるものだし、
謙譲語は
「私はあなたの下にいます」を表現するもの。
うまく使うと相手を尊重する態度が出ていいのですが、
裏を返せば「自分がどう認識しているか」がポロッとこぼれる
怖い言葉でもあります…。
「する」と「させる」も自分の位置を明確にします。
以前に
「人を感動させる仕事」というフレーズを見ました。
「させる」ということは、
そうでない状態の人を自分の力や影響力で変えて、
「感動」の状態に持っていきたいということ。
ほかにも
「人が感動する仕事」とか
「人に感動してもらう仕事」という
言い回しがある中で、この人は「させる」を選びました。
「感動する仕事」であれば
自分が提供した仕事の判断は相手に任せる感じがあり、
「感動してもらう仕事」であれば
さらに自分がへりくだった位置にいると表せます。
意識してか無意識かはわかりませんが、
この人は自分の気持ちを表すのに
「させる」が一番ぴったりだと判断したんでしょう。
一見「相手のために仕事をしたい」言葉のようですが、
潜在的に「自分の力を行使したい気持ち」があるのだな、
とこのフレーズを見て感じました。
自分が言葉を選ぶときも、
「どの位置から発するのか」
「相手はどう受け止めるのか」を
意識して書くようにしています。

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