書き言葉で食べていくなら「校正」を学んで損はなし

「読みやすく上手な文章を書く方法」は、書く仕事をしている人ならぜひ身につけたいスキルです。でもこれは、教えるのも教わるのも非常に難しい。多少破綻していてもそれが魅力の文章もあるし、拙いながら目が離せない文章も存在するからです。書き手の ...
外国語用の日本語、翻訳用の日本語

日本語がわかる人が読むための日本語のほかに、翻訳を前提とした日本語があります。
以前、メーカーの取説などを50カ国語に訳す企業でチェック作業をしていました。日本語と英語、日本語とフランス語、英語とロシア語、英語とノルウェー ...
「福神漬」をどう読むか?「じんorしん問題」に決着

昨日の夕飯はカレーでした。そこで旦那さんとある意見の相違がありました。「福神漬」を「ふくじんづけ」と読むのか「ふくしんづけ」と読むのか。
私は「じん」派で、結婚するまで「ふくしんづけ」なんて呼び方をする人に出会ったことがあ ...
文章作成、実は書き方より「直し方」が大事

分かりやすい文章・伝わる文章について、いろんな方が書き方を説いています。私が10年以上校正や執筆など文章に関わる仕事をしてきて思うのは「書き方よりも直し方が大事」。どう書くかよりもどう直すかで、最終的な文章の質が決まります。
ゴミのとりおわり、とりはじめ。

先日、新宿に行ったらゴミ収集場所に年末年始のお知らせが貼ってありました。よく見ると「とりおわり」と「とりはじめ」の文字が。
要するに、年末の最終ゴミ収集日が「とりおわり」。年始のゴミ収集日が「とりはじめ」。ずいぶん聞き慣れ ...
場の「格」と文章の質

意味は同じでも見え方や印象が変わる言葉はたくさんあります。どんな言葉を選択するかは個人の自由ですが「場の格」と「文章の質」が合っていないときは言葉のセンスがわかってしまうかも。
たとえば、2万円のディナーコースを予約して、 ...
語彙を増やす 〜使わないコトバの採集〜

自分の語彙が足りないな、と思うのはどんなときですか? 私は、自分が使わない表現を人が使っているのを見ると「いかんなー」と思います。凹むだけで終わるのはもったいので、最近は積極的に「自分が使わないコトバ」に向かうようになりました。
「こそあど」言葉と英語の関係

英会話の教室に通い始めました。マンツーマンで話ができるのですが、なかなか言いたいことが出てこない。正確にいうならば概念だけがグルグル頭を巡っているのに、英語になって出てこない。
そんなとき、先生が「これこれこういうこと?」 ...
「人から離れる」ときに使う言葉。

同じ事柄を表現するにもいろんな単語があります。
どれを選ぶかで自分の気持ちがにじみ出たり、
相手に伝えるニュアンスが変わってきます。
先日は、「人から離れる」という事象でも
言い方でずいぶん変わるなあと ...
この言葉は校正で直されます。

書く仕事より、
書かれた物をチェックする「校正」のほうが
キャリアは長いです。
いろんなジャンルやコンセプトの文章を見ましたが
共通してチェックする箇所というのもあります。
中でも使っているとき ...