魔の接続詞、「が」
- 2012.01.30
- 更新日:2019.11.10
- 日本語と言葉の面白さ
- 推敲と校正, 届く書き方とは
日本語では助詞を使って
どんどん文をつなげることができます。
どこまでもつなげられるのは諸刃の剣。
結婚式のスピーチで
話がどこに行ってしまうのかわからなくなったり、
学校の朝礼で校長先生の話が
エンドレスで続いたりするのも助詞のせいです。
(本当か?)
特に「が」はいろんな意味を持つので
使い勝手がよい助詞です。
「が」は主語を表す以外に、
逆接の意味でつなげると力を発揮します。
前の文章を否定するために「が」を使い、
後ろの文章で何が違うのか説明します。
集合時間に到着したが、誰もいなかった。
大きく見えたが、持ったら軽かった。
これが基本的な逆接の「が」。
曲者なのが「つなげるための【が】」です。
あってもなくても意味は変わらないのに、
一見いい感じに文をつなげてしまいます。
昨日駅に行ったのですが、
そんなに混んでいなかったのですが、
初めて行った場所だったのですが、
ちょっと迷ってしまいました。
…実は「が」がなくても成り立ちます。
昨日駅に行きました。
そんなに混んでいませんでした。
実は初めて行った場所で、
ちょっと迷ってしまいました。
あまり気を遣わずに文を書いていると、
うっかりこの「が」が連続していることがあります。
文章を書き終わったら
本当に「が」なのか=逆接の意味を持つのか、を
検証してみてください。
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