秘密にしたいことも、表現を変えると言える。
- 2012.05.06
- 更新日:2019.11.10
- 日本語と言葉の面白さ
- 推敲と校正, 届く書き方とは
社内報をやっていたときは、
派遣社員ながらかなり会社の深い情報まで
知る機会がありました。
事業部から教えてもらったものの、
オモテでは言えない数字もその一つ。
社内での特許出願の話を載せようとしたとき、
具体的な数字や件数が載せられたら
グッと内容にパワーが出てくるんだけどねえ、
と悩んだ事例がありました。
身内の会議で提出される資料ならともかく、
社外に出て行く媒体に
詳しい件数などの表記は無理です。
そこでいくつか表記する方法を考えました。
・言いたい内容の具体的な数を書く
・割合に直して書く
・変化した分量を書く
もし私が自分の売上を表現するとしたら、
やっぱりこの3つの書き方があります。
・売上額を書く
・全収入のうち、特定分野の割合を書く
・去年を100としたら「今年はいくつか」を書く
「○○円です」というか、
「プロフィール作成の割合は売上(件数)の○%です」というか、
「売上は去年を100とすると今年は110です」というか。
例に出した特許出願の話も、
「出願している人が増えているし
これからも増やしたい」という文脈を考えて、
3番目の「去年から伸びた量を表して驚いてもらう」を
選びました。
伝えるためにはいろんな書き方ができるので
「無理だ!」と思う前にちょっと試してみてくださいね♪
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