日本語と外国語のあいだ

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外国語を日本語に訳す翻訳者さんがいます。外国語ネイティブの方だと、訳出できても日本語の表現に違和感を残すことがあるので、それをチェックする仕事をしています。
翻訳者さんは外国語視点で日本語を見ますが、チェッカーは日本語視点で外国語を眺める感じでしょうか。一度日本語という形ができているので、純粋に日本語だけチェックする時間があります。引っかかるところがあれば、原文の外国語をチェックします。
ちょっと前まで、「翻訳」という工程を1つ過ぎれば完全な訳ができると思っていました。でも外国語と日本語のあいだには深くて広~い河が流れています。何人もが橋渡しで対岸に言葉を運ぶんですね。私は比較的ゴールに近いところ担当です。
だからといって完成形に近い楽な作業というわけではなく。
「ニュアンスはわかるけど、どの言葉だ!」
「全部言うと長すぎる、どうやって短くする?」
「この単語、日本語であるの?」
長くて完全な解をめざしたけれど挫折して、戻ってきたら元の日本語と同じだったとか。翻訳者さんも同じように苦労してこの字数でまとめたのね…と思ったり。パズルのような仕事で、大変だけど面白いです^^

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