第二言語はどこまで極められる?

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このブログを読んでくださる方は、日本語を母語にしている方がほとんどではないでしょうか。英語や中国語、ドイツ語などを「第二言語」として学んでいますよね。
はたして、この第二言語はどこまで極められるのか?
私は「母語以上にはならない」と考えています。母語を引き上げれば他の言語感覚も引き上げられる。母語の運用能力がないと、他の言語の運用能力もそれ以下になる。
一番使いやすい言語(母語)を使いながら「この状況を形容したい!」と思う人は、他の言語でも同じ状況で「表現したい!」と思って語彙を深めます。でも、母語ですら表現する引き金がない人は、他の言語をいくら勉強しても「言葉にしよう」と思いません。発想や中身がないと言葉にならないんですね。
「すごい」を連発する人は、他の言語の「すごい」に相当する語彙を1つ見つけたら表現できてしまう。「すごい雨」を詳しく形容する「バケツをひっくり返したような」とか「滝のように」とか「空が割れたかと思うほどの」という表現の応用があることを知らないまま、きてしまうこともあります。
だから、外国語を勉強するのは大事だとしても、それ以上に母語の能力を高めないと。育った環境によって多言語を扱う人も、得意な言語(母語に相当するもの)を高めつつ、もう一方を近づけていると思います。
一番使える言葉を、より自由に使えるように。土台がしっかりしていれば応用もしっかり利きます。

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