中国の小学1年生は算数の文章題が解けないらしい

中国の小学1年生は算数の文章題が解けないらしい

中国に留学していたとき、現地である中国人夫婦のお宅にお邪魔する機会がありました。旦那さんは中国から日本へ私費留学が許されるようになった25年前に来日。苦労して日本語と学問を修めた社長さんです。 今は日本と中国の工場を往復する生活。

そこに5,6歳くらいの姉妹がいました。彼女たちは日本の幼稚園にも行って、中国の幼稚園も経験済み。お父さん以上に言葉を使い分けます。

たまたま日本の小学1年の算数教科書があり、教えることになりました。彼女たちはそれくらいの日本語なら理解できるので、単純な足し算引き算はクリア。後半にある文章題もゆっくりとなら解けます。

例えば「みかんが3つ、りんごが2つあります。合わせていくつでしょう」というような問題。日本の小学1年生も3学期はここに到達します。お父さんに彼女たちがこの文章題を解いたことを報告すると、何だかお父さんの喜びっぷりが尋常じゃない!

不思議に思って聞いてみると、中国と日本ならではの違いがありました。中国はひらがなやカタカナがなくみんな漢字です。そんな事情から

小学1年生の後半では使える漢字が少なく、文章題が教科書に載せられない

とのこと。

さっき出したような文章題は小学2年から習うもので「小学1年生にもならないうちの子が解けるなんて、何て頭がいいんだろう!」ということで望外の喜びだったそうです。言葉によって算数の教育まで影響があるとは、目からウロコでした。

 

「聞き方」を動画で学べる!

CTA-IMAGE 現役ライターが使っている「聞き方」をUdemyで学べるようになりました。仕事だけでなくプライベートでも応用可能。自転車や水泳のようにコツをつかめば一生使える「聞き方」です。

Udemyの場合、講師も知らないところで割引されていることが多いので、気になる方はチェックしてみてください。