言葉と文字は違う

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校正するとき、2通りの視点で読みます。まず文字の抜けや欠けがないか。印刷上で不具合が出ていないか。明らかな間違い(をを、になっているなど)はないか。
そのあと、一回深呼吸して意味を取りながら読みます。
最初読んだときは無難にミスのない文章だと思っていても、読み返したらまったく中身がない状態のものがあります。文法は間違っていないけれど何も伝わらない。何が言いたいのか読み取れない。
こんな場面に出会うと、「言葉と文字って違うなー」と思います。文字は道具。ちゃんと言いたいことが入っていないと空っぽの乗り物のようです。
その辺を「ああ、そうだよね」と共有してもらえる人と、「ちゃんと書いてあるじゃん」と共有してもらえない人が必ずいます。文字だけでなく、話し言葉でも同じことがいえるかも。

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