校正者が文を推敲するときの順番

校正者が文を推敲するときの順番

文を書き終わったら「推敲」します。人の文を校正するときも同じ手順を踏みます。この推敲は1回では終わらないのが普通です。同じ文章を何度も、違った視点から見ることでミスを防ぎます。

1 誤字脱字はないか?
1回読み返すと意外とすぐ見つかります。「意外と」と「以外と」も間違えやすいですね。急いでいるときの変換間違いにも注意です。初歩的な表記ミスがないかをチェック。
2 ファクトチェック
日時や人数、固有名詞などに間違いがないか。数字的な間違いのほかに、本当にその日にあったのかなど。社内報で、日曜日なのに社内イベントが開かれたことになっていて日付を修正したことがありました。思い込みがないかチェック。
3 文章のねじれなどをチェック
読んでいて主語と述語がねじれていたり、文意が通らないものを修正します。同じ助詞がたくさん出ていたり、同じ文末が何度も繰り返されていたら入れ替える作業もここで。
(番外)
4 ブログは一度アップしてしまう
何度か見直しても、アップしてブログの中に組み込まれたときに発見する「ミス」や「不自然な場所」があります。印刷物では無理ですが、ブログはいったんアップしてしてから確認しても間に合います。

文章を書くのも大事ですが、見直すことはもっと大事。逆に言えば、気の向くままに書いても直せばそれなりの形に整えることが可能です。ひとまず1回は見直してみることをおすすめします。

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