◆その流れについていくかどうか。

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日曜日の朝日新聞で、googleの書籍検索事業の担当 佐藤陽一さんが電子化と書籍のインタビューを受けていました。その中で気になったのは「探すのにかけていた時間とエネルギーをその先に使えるようになる」という言葉。
年間に日本で刊行される本は8万冊になるそうで、そこから必要なことを見つけるのは一苦労。だからデジタルの力でその労力を少なくしよう、という話のようです。
確かに「目標物があって、そこに到達したい」探しものならGoogle検索は超有効です。ただ「本を読む」という行為がそこだけになってしまっていいのか? 探している途中に全然違うことに興味が向いたり、辞書を引いても隣の語句が気になったりするのは紙媒体ならでは。
あえて道草がいいと思うんですよね…。
そういった向きを肯定するのか否定するのか、「紙媒体の入り口にネット情報があればいい」とは書いてありました。でも水は低い方に流れるので、楽だと思ったらそれ以上の探索をする人が減りそう。
便利すぎてもどうなんだろう。そんなアンテナに思いっきり引っかかる言葉でした。

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