読めない言語の、切れ目のない文章
- 2010.07.18
- 更新日:2019.11.10
- 日本語と言葉の面白さ
- 推敲と校正, 良い働き方
翻訳を扱っている企業で、チェッカーとしてお手伝いすることになりました。翻訳は翻訳者さんがするのですが、チェッカーはレイアウトしたものがちゃんと誌面として破綻していないか、きっちり決められた体裁になっているか、翻訳漏れや固有名詞の間違いがないかを確認します。
ライターというより、編集者としての仕事ですね。
同じ日にこの企業にご縁ができた人がいて、彼女はDTPを担当しています。いろんな言語の内容を誌面に作り上げるのが仕事。
サウジアラビア語の誌面を作るときは苦労しているみたいです。ネイティブの翻訳者さんから「ここは1字要りません」と指定が入っていても、どこからどこまでが1字かわからない…。
コピペと検索を使って範囲を指定して、「えいっ」と消す方法で対応したそうです。他は怖くて触れない、と。消してもわからないですからねー。
同じ内容でもいろんな言語でいろんな表現に触れることができるので面白いです。私も、今までにチェッカーとして英語、フランス語、ドイツ語、オランダ語の書類を読みました。意味はわからなくてもいいので記号扱い。小数点の表記の仕方が違ったり、カッコの形式が違ったり。その一つ一つがそれぞれの国の文化と密接につながっていると思うと、想像の世界が広がります♪
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