引きこもるより、多くの人に会う方が自分が見えてくる理由
自分自身がどんな形なのか、どんなイメージなのか、自分だけで作り上げることは不可能です。絶対他者の目がなければ無理。
だから「自分ってどんな人間なのかな」と思ったら、どんどん人に会った方が良い、というのが最近の持論です。
言葉で言うよりも、図で説明しますね。
1)誰かに会うと、その人が自分について感想を持ったり、評価をします。この人はこんなところからこんな評価。
2)違う人に会うと、また違う視点から違うことを言われたりします。何人かに会うと、まったく違うところから自分が評価されます。
3)たくさんの人から「こんな人だよね」とか「こんなふうに見える」という視点や感想がもらえるというのはこういうこと。
4)多ければ多いほど、何か一定の形が作られていきます。
5)そこで見えてくる形が初めての「自己」。人から見えるあなたは、こんな形。
自称「こんな自分」と主張するのは自由です。でも、誰も認知しなければ存在しないのと一緒。
その代わり、自分以外、他人からの評価は必ず形を残します。最初はおぼろげで頼りなくても、いろんな人に「こんな人だね」ということを(直接言われなくても)知ってもらえば、「あなた」の姿がより固まってくる。
だからこそ「自分自身について悩んでいる人は外に出た方がいい」と思っています。
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