日経WOMAN4月号特集「聞く力&話す技術」を自分流に斬ってみた

日経WOMAN4月号特集「聞く力&話す技術」を自分流に斬ってみた

20130321-084516.jpg『日経WOMAN』2013年4月号の特集は「初対面でも、2人きりでも会話が続く♪ 人づき合いがラクになる!聞く力&話す技術」。自分が関わっているテーマのストライクゾーンなので、買いました(タイトルのつけ方も参考になる…)。

キャスターやカリスマ販売員など「聞くプロ」の極意や、女子同士の会話の乗り切り方など。ふむふむ。メソッド数は話し方を含めてたぶん100で収まらないくらいあるのですが、聞く仕事をしている自分からはどんなふうに見えるのか、書き出してみようと思います。

聞き方や話し方を「人に伝える」とき陥りやすいワナがあります。それは、得意な人が苦手な人に教えるというベクトル。もともと全体像を把握できている人は、自分がやっていることがどんな意味を持つのかわかります。でも苦手な人は全体像すらわからなくて困っている。

「聞き方の極意」はときとして「得意な人の結果論」に終わっていることがあります。日本語の文法も同じです。日本語を使って用法を知っている人は、文法を理解しやすい。逆に辿って「ああ、あれね」と例を思いつくからです。でも外国人は文法から入っても全体が理解できるわけではない。体系不明の文法は丸暗記に近いからです。「聞き方」などもこれと似ています。

「これは得意だからできることだよ」とか「知らない人はここがわからないのに」という内容と、「これは使えそう」という内容。今回の『日経WOMAN』の特集も2つに分けられそうです。

苦手意識がある人にとってはハードルが高い?

・事実よりも「気持ち」を理解する
・「大人同士の会話」を意識して話す
・YES・NOで答えられる質問をする
・常にフロアに目配りする
・先に自分のことを話す
・相手の顔を額縁にはめたと想定して額縁内に目線を置く
・柔らかいモードでリラックスして聞く&話す
・会話のサーフィンで話題を広げる

会話中に「気持ちって何?」「大人同士って?」と思ってしまうと、そこで言葉が止まってしまいます。難しい。

あと「はい/いいえ」で答えられる質問にするというのも、私にとってはハードルが高いです。どの質問がそれにあたるのか、ぱっとわからない。それに1つ目の質問が成功しても2つ目にどうつなげるのかを意識すると相手のことが留守になって、何のために会話をしているのかわからなくなります^^;

目配りも「目配りの仕方」を知りたい…。自分のことを話し出すと、会話コントロールに苦手意識がある人はそのまま自分の話で終わる可能性があります。得意な人はそこから人へバトンを渡せると思いますが、そうでないとなかなか。

抽象的なアドバイスは、わかる人にしかわからないかもしれません(私は半分くらいわかっていないかも)。

ここからなら「聞き上手」につながりそう!

・自分が話すことより相手の話に興味を持つ
・プロの現場の心境を聞く
・真意を知りたいときはなるべく1対1で話す
・会話の最後は「ありがとう」で締める
・「相手に話を振る」ことを意識してみる
・相手の前回の発言を覚えておく
・名刺は話題の宝庫と心得る
・「使い方がわからなくて」から始めるSNSツールトーク

会話中に全部実践できなくても、思い出したらフッと軌道修正できる項目なら苦手意識がある人でも取り入れやすいのではないでしょうか。上記はその代表でした。特集上はまだいろいろあります。

女性向け雑誌だけあって、特集は男ゴコロや苦手女子、ゆとり系社員、上司の皆さま対処法までまんべんなくフォローしています。自分とは違った視点を見つけられるのでパラパラと見ているだけでも楽しいです♪

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