個人向けブックライティングの料金設定と考え方

個人向けブックライティングの料金設定と考え方

個人の方からブックライティング(書籍制作・執筆)のお問い合わせをいただいたときに、共通して皆さんにお知らせしている内容があります。ブログでもオープンにしますのでご参照いただければありがたいです。

ただしこれは丘村の場合であって、全く違うスタイルでお仕事を請けるライターさんはたくさんいます。合わない方は別のライターさんや編集さんにあたってみてください。本当に方法論やルートは十人十色なので、世の中には必ずマッチする方がいると思います。

個人の方のブックライティングお引き受けは難しいです

個人の方のブックライティングは、よほど条件が合わない限りお断りしているのが現状です。なぜなら「どこの誰に向かってどんな方針で制作するのか」が定まらないとお聞きする内容の精査や目次立てができないからです。

出版社などの事業としてスタートする書籍制作には「刊行日」というゴールと「企画書」という大まかな設計図があり、大きく外れないようにチームで走り切るのが仕事になります。

しかし個人の方が「こう書きたい」というケースでは経験上ご本人が思うほど定まっていないことが多く、途中で何を描きたいのかご本人も分からなくなって制作中の舵取りが難しいと感じます。いわばゴールがグラグラ揺れる状態です。

その状況ではおそらく何のゴールにも到達できません(ご本人には悪気も責任もないのですが往々にしてこの状況に陥ります)。ライターにとっていつまでも仕事が完了しないことが予想されるので、最初からお断りしています。

また、書き上げたからといって必ず出版できるものでもないので、個人では負担が大きすぎておそらくライティングにかける費用や時間とのバランスが取れません。→ 料金表

ブックライティング・書籍執筆
10時間取材/200ページの場合
制作料 550,000円(税込)〜
交通費・宿泊費・音声起こし(外注)などの実費

以下の状況であれば、お引き受けするかどうかの検討ができます。

・すでに自費出版を決めていて、印刷などの手配はしているがコンテンツがない状態
(印刷の制作担当者や編集担当者が内容や分量の指針を出せる状態)

・すでに商業出版が決まっていて、担当する編集者がどんな方向で制作するかを決めている状態

上記の状態でブックライティングやコンテンツ作りに迷っているのであれば、取材と執筆でお手伝いができるかと思います。

20211124追記>コンテンツの質、分量、ご予算などをクリアして受注した個人案件が出ました。詳しくはnoteに書いていますのでご参照ください。

まったく出版社のルートに乗らない「自費出版」のブックライティングを体験した-note

個人の方にご提案できるのは以下の2点

それでも「書籍くらいのボリュームで文章をまとめたい」という個人の方には、現在のところ以下の2点がご提案できます。

電子書籍を参考に、自分で書き溜めてみる

電子書籍の拙著で「ビジネス書の書き方」を指南しています。こちらを参考に一度ひとまとまりの書籍分の原稿を書き溜めて、出版や版元の方に見ていただくのが意外な早道かもしれません。

今の自分で何が書けるか、情報を整頓する

執筆のお手伝いはできないのですが「どんな構成で話を組み立てればよいか」の情報整理であればオンラインのコンサルティングでご相談をお受けできます。現状をお聞きして以下の点についてアドバイスができます。

■ 今の自分にどんな材料があるか
■ 同時に、何が足りないか
■ 手持ちの情報や材料をどうまとめればよいか
■ 材料をどう並べ、どんな順番で伝えればよいか

コンサルティングに関しては事前お振り込みで、料金は以下です。

個別コンサルティング(事前お振り込み)
対面/Zoom/Skype/around
120分 22,000円(税込)
対面の場合:交通費実費

コロナ禍が収まるまではオンラインのみで対応中です。

(コンサル後)目次立てまでは、ライターに依頼する

上記コンサル後にご自身で目次立てや執筆にチャレンジしてもOK。もし「自分で継続して書き続けるための目標物が欲しい」ということであれば、目次立てまで(家で例えるなら設計図作りまで)は別途お引き受けが可能です。

コンサル後オプション 目次立て作成 22,000円(税込)

目次立てのためには詳しい情報とその整理が必須なので、コンサルを経た上でさらに必要な方のお手伝いになります。この目次立てをブログタイトルのように見立ててコンテンツを書き溜めていけば、設計図の順に沿ったそれなりのボリュームが執筆できるはずです。

ご興味がある方はお問い合わせください

制限はいくつかありますが、それでもOK、ちょっと聞いてみたいと思った方は下記↓お問い合わせページからご連絡ください。

エディラボ 丘村奈央子 お問い合わせ/お申し込み

 

「聞き方」を動画で学べる!

CTA-IMAGE 現役ライターが使っている「聞き方」をUdemyで学べるようになりました。仕事だけでなくプライベートでも応用可能。自転車や水泳のようにコツをつかめば一生使える「聞き方」です。

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