派遣OLからライターになって10周年を迎えます
続けられてよかった
2020年5月1日、おかげさまでフリーランス生活10周年を迎えます。2010年に派遣OLからフリーになったときは、まさかこんなに長く一人のライターとして活動できるとは考えていませんでした。
というより、始まったときは「無事に走り出せる」という保証もなかったくらいです。私のフリーランス開始は関西で(それも大阪でも京都でもなかった)、編集プロダクションや出版社などの後ろ盾は何もありませんでした。
一般企業に勤める派遣OLからライターになる。誰も私を知らないし、誰も私がライティングをすると思っていない。全くの無名から始めるにはブログとサイトを整えて告知していくしかない。それで開設したのが今あるライターブログとサイトです。
誰も知らないところから出発
最初は太平洋の真ん中で「やってまーす」と叫んでるのと同じ状態です。人が通らず、声を上げてもよく聞こえない。でも実績をちびちびアップして、それを誰かが取り上げてくれたりリンクしてくれたりして徐々に見つけてもらえるようになりました。まず細いつながりができて、行き来する人のおかげで仕事につながる航路が徐々に増えたと言えます。
あれから10年です。おおお。
9年目を超えたあたりで「10年だし、何か新しいことをしたほうがいいかな」「区切りっぽい何かを企画しようかな」と思っていましたが、年が明けてから状況が一変。コロナ禍で想像とはずいぶん違う満10年を迎えます。
3月半ばからスケジュールが変わってきて、4月は新しい話が少なくなりました。正直、ちょっと気持ちが沈んだ時期もあります。でもその気持ちを3周くらい巡ったら飽きてきて(笑)あの「太平洋の真ん中」で叫んでいた頃を思い出しました。
10年経ったからできること
あの頃よりは、まだ何とかなる。むしろあの頃よりツールがふんだんにあって、見てくれている人や応援してくれる人も増えている。いくらでもやりようがあります。
10年目という個人的な節目もいい機会です。だからこそ新しいことに挑戦するきっかけになるし、失敗しても経験は無駄にはならない。何かにつけて「10年目なんで!」というのも言い訳にいいかもしれません。ちょっとびびっている気持ちに勢いをつけられる。
YouTubeに動画をアップするようになったのもその一環です。本の出版で1分紹介動画を頼まれて「えいやっ」とやってみたら、意外とできた。じゃあ気になっていたことだし、ちゃんと場所を作って動画をやってみるか、と開設してみました。
同時に、10年の節目に本が出版できたのもラッキーでした。いろんな方にリーチできる、リーチしていい、そんな大きな材料を一つ手に入れたのと同じです。掲げていけばどんどん未知の場所へ進んでいける。やっぱり本は著者にとってありがたく大切なツールです。
大変なときではありますが、個人的には良いときに良いきっかけとチャンスを得られました。もし8年目や9年目にこの状況になっていたら、今ほど清々しく「新しいことをしよう」と割り切れなかったかもしれません。10年の大義名分があって助かった。
また次の節目、15年目や20年目が迎えられるよう、そのときに「コロナの後も面白いことやってきたな」と振り返ることができるよう、チャレンジを続けたいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いします!
この記事の執筆画面をYouTubeにアップしています
この記事は、真っさらな新規文書から始めて37分ほどかけて書きました。その執筆状況を画面ごと録画して動画にし、字幕で「何を考えていたか」「どんな点を気にして直したか」のコメントを付けています。動画は実際の2倍速なので20分弱。こんなリズムで書いているのかーと分かると思います。
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