[聞き方]読後感ならぬ「聞き後感」を意識して鍛える

2019年11月9日

聞き耳女性本を読み終わったら読後感が残ります。「この本は面白かったな」とか「ちょっと中だるみがあったな」など。人から話を聞いたあとにも「聞き後感」があります。意識したことがありますか…?

どんな「聞き後感」が残っているかで、会話のクセや傾向がわかり改善することができます。大まかに2つのタイプになるので見てみます。

会話を終えて、どんな感想がありましたか。

タイプ1:自分軸の感想が残る

今回はたくさん聞いてあげることができた。
あの部分はこう返事をすればよかった。
あの人のためにこれだけの時間を使ってあげた。

タイプ2:会話に注目した感想が残る

今日は面白い話をたくさん聞けた。
○○さんのこの答えが面白かった。
この部分をもっとたくさん聞きたかったのに。

…いうまでもなく、聞き手がタイプ2の「聞き後感」を持てる会話のほうが、内容が広がり豊かです。

会話のテクニックに走ったとき、往々にしてタイプ1の「聞き後感」が残ります。自分が「〜してあげた」、だからいいことをした、いいことをしてやったという意識になります。

自分が逆の立場になるとよくわかるのですが、この意識は相手にバレています。「ああ、私の話を本当に面白く感じているわけではないんだな」「うわべで合わせていただけか」、最終的にそんな印象を相手に与えて終わっています。

聞き方を考えるとき「〜してあげる」という言葉は相応しくないと考えます。なぜなら上からの視点で「施す」ものではないからです(でも聞き方の本ではよくこの語が使われています)。

聞き手が心から会話を楽しんだときは、むしろ「相手からもらった」感のほうが強いです。そして心から「ありがとうございました」と言って会話を終えることができるのです。

タイプ2の「聞き後感」を持つにはどうすればよいのか。

急に小手先のテクニックから入っても実現できません。まず話を受け止める聞き手(=自分)の視点を変えなければ「〜してあげる」の気持ちに囚われたままです。

聞き方セミナーでは、「聞き後感」をタイプ2にするための事前の考え方を教えています。そのあとで聞く行為をどうするか考えます。その順番でないと聞き手の気持ちに無理が出てしまうからです。

相手と自分が楽しみながら会話を進めたい、人の話を面白く感じられるようになりたい、そんなときは「自分の気持ちづくり」→「聞き方の具体的な方法」という順番を大切にしてください。