[文の書き方]書き言葉にも2種類ある
書き言葉、話し言葉という区別があります。書き言葉は文字を見て理解しますが、話し言葉は耳から音を聞いて理解します。特性に合わせてなるべく伝わりやすいように文を加工する必要があります。話し言葉のほうがよりシンプルですよね。
書き言葉はさらに2種類に分けられるのではないでしょうか。
それは、芸術性を求める小説や詩のような言葉と、伝達を目的とするブログや文書の言葉。
仕事で書くのは後者のタイプです。というより、生活で使うのは後者がほとんどかもしれません。書くのだから書き言葉をうまく操るようにしなければ、と思ってしまいがち。でもわかりやすい文章は、声を出して読んでもわかりやすいんですよね。
ためしに「うまいなあ」と思ったブログがあったら読み上げてみてください。おそらく自然に、耳からだけでも情報を理解できます。
耳からでも伝わりやすい文章の特徴は、一文の短さとシンプルな構造です。アナウンスでも「…が…なので…ですが」とつらつら切れ目がないと「結論はなんだろう」とイライラしますよね。
伝達目的のわかりやすい書き言葉も同じです。
難しいことを凝って書くより、なるべく単純化してみる。長くなったら切ってみる。これをくり返すと文のムダがうまく削ぎ落とされていきます。
【インタビューライター 丘村奈央子】
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