苦手な人を苦手だと思わない会話と聞き方
いろんな「聞き方」「傾聴」「本音の引き出し方」「話し方」があります。私もいろんな本を読んだり話を聞きましたが、対処法にはいくつかタイプが存在します。独断と偏見で名前をつけるとすれば、こんな感じ。
■ テクニック型
NLPやコーチング、心理学の手法を用いて「どういう態度を取ると相手がどう感じるか」を利用しながら会話を進める方法。態度や仕草、座り方、うなずき方など細かい動き方まで教えてくれるものが多い。
■ 精神論型
とにかく気持ちから。コミュニケーションを放棄してはダメ。「相手に寄り添うことが大事」のように、正論だけど再現する方法がわかりづらい記述で終わっている。そこを知りたいんだけど…。
■ 経験披露型
自分がどれだけ失敗してきたか、それをどんな方法で克服したかを紹介する。最も具体性があって、パターンがはまれば真似て再現しやすい。でも同じシチュエーションにいない人にとっては遠い方法になってしまうことがある。
大まかに3つにしてみました。
聞く仕事をしていてどれがよいかを考えると……自分とマッチする方法がこの3つにはありませんでした。組み合わせて使うのも違和感がある。どうしてなんだろうと考えました。
今まで触れてきた方法は、相手のことを好きでも苦手でも、同じ解決法を当てはめているのでうまくいかなかったんです。好きな人にはうまくいっても、苦手な人、嫌いな人にはうまくいかない。
プライベートでは嫌いな人とつき合わなくてもいいのですが、仕事だとそうはいかないですよね。どうにか克服しなきゃいけない。
そこで私は、上記3つに進む前にもう1つ気持ちの下準備を意識することにしました。苦手な人を苦手だと思わない方法。嫌いな人でもマイナスをフラットまで持ち上げる付き合い方。これをやってから、初めて「じゃあ聞こう」と思えるようになったんです。
ただの精神論では自分の脳が納得しないので、理論づけをします。順番があるので聞き方セミナーのように時間を取って、「知りたい」と思う方とプロセスをシェアすることにしました。
自分がどう思うのかを変えるので相手を選ばずに応用ができます。人格を変えなくてもいい。シンプルなので基本さえ覚えれば誰でも実践できます。味付けや応用はその人の経験から引っぱり出せます。
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