起業したら苦手な項目をメニューに入れない

起業したら苦手な項目をメニューに入れない

起業するときは「何をお客様に提供するか」を決めなければいけません。物販なら扱う商品、カフェや食べ物屋さんだったら提供する料理でしょう。ライターのように形が見えづらい職種もメニューが必要です。ないと「何をしてくれるのか」が分かりません。

起業直後にやりがちなこと

起業直後は可能な限り仕事を得たいと考えるので、今までの経験から「できること」や「仕入れができるもの」をなるべくたくさん羅列してメニューを作ってしまいがちです。しかしこれはお勧めしません。

まず「この人の専門は何か」が伝わらないからです。どんな仕事でも「何でもできます! 何でも頼んでください!」が一番頼みづらいのは心当たりがあるのではないでしょうか。この法則は自分が依頼する立場だとすぐ気がつくんですが、提供側になると曇って見えなくなるんですよね。

総メニュー化で頑張っていても、そのうち「やる気がある項目」と「そうでもない項目」に分かれてきます。具体的に言えば「サクサク出来て、なおかつ成果が喜ばれる」ものと「時間がかかる割にはあまり楽しくない、巧く出来ないもの」に二分されるのです。こうなったら打つ手は一つ。メニューは前者の「やる気がある項目」だけに絞ります。そのほうが自分もお客様もハッピーになるからです。

自分が楽しい、好きなことを絞る

私の公式サイトでも、起業後はいろんな項目のいろんな料金を提示していました。DTPやパワポ作成もメニューに入っていた時期がありました。でもやっていくうちに自分の作業スピードと向き不向きがはっきりして、お客様のウケの良さにも差が出てきます。

起業して1年半くらい続けてみて「どうも自分はこれが合うらしい」という項目が明確になります。私の場合は「インタビュー」「聞き方セミナー」が柱でした。

テキスト系の「聞く・書く」は平均以上のスピードで平均以上の質を保ちつつ提供できます。デザイン系の仕事は時間がかかる割に提出後の修正回数が多くあまり報われません。どんどん仕事を入れるなら前者が好適です。

気づきに合わせてメニューを変えていきました。

苦手な項目をメニューに入れない

自分にとって「できないことはない」「提供して喜ばれた経験もある」というメニューを抜くのは勇気が要りました。依頼をもらう機会、つまり収入を得る機会を減らしてしまう気がしたからです。

でもよく考えれば、私が苦手な項目を「得意」とする人がたくさんいます。きっとその人は私より速く質の良い成果物を出せます。私が「聞く・書く」で平均以上の成果物を出すのと同じです。だったら「得意」な人に任せたほうがお客様も自分もメリットがありますよね。お互いに同じ時間を使うなら「得意」に時間をかけたほうがいい。

そう割り切って引き受けたり断ったりし始めてから、以前よりも楽しく仕事に向かえるようになりました。好きなことだけを選べば仕事が面白くなる。

起業をする=自分で仕事と人を選べる、ということです。一人で仕事をするリスクと引き替えに得られる権利かもしれません。だったら苦手なことはしない流れを作ってしまう。なるべく「得意」で役立ちましょう。


2019/11/8追記

有料noteマガジンに当時の事務手続きや準備した内容をまとめています。

 

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会社案内や社員インタビューなど、企業内で必要なテキストはいろいろあります。時間が取れないときはぜひライターに頼んでみてください。コンセプトや対象者を考慮した読みやすい文章を制作します。