プロフィールが持っている3つの役割
- 2012.06.26
- 更新日:2019.11.12
- 皆さんで書く場合の方法論
- プロフィールを作るには, 情報を伝える, 届く書き方とは
最近、プロフィールに関する相談を受けることが増えました。どうやって書けばいいのか、 何を書けばいいのか。プロフィールには3つの役割があり、書くときはいつもこれを意識しています。
1 相手に自分の紹介をする
ビジネスをやっているなら何を提供しているのか、どんな思いでこの仕事を選んだのか、今までどんな成果を生みだしたのか。まだ自分を知らない人へ向けて前向きに捉えてもらう材料を提示する役割があります。誰かに読んでもらおうと思ったらこれは必須ですよね。
2 自分に自分の紹介をする
プロフィールを作る過程で毎回起こるのは「ああ、私はこれをやりたかったのか」という気づきです。整頓して要るものと要らないものを分けると自分にとって欠かせないものが浮き彫りになって頭の中がスッキリします。人に向けて書き始めるのですが、自分で読み返してみて「そうか、私はこのミッション、この方向性で動くのか」と再認識します。これもプロフィールの大きな役割です。
読んでも自分の道筋が見えないのであれば、何かを削る必要があるかもしれません。
3 必要なお客さまを選ぶ
意外かもしれませんが、プロフィールはある意味お客さまを「選別」する装置になっています。柔らかい語彙と口調で組めば女性向けになるし、硬い語彙、漢字が多い内容で組めば企業などのアンテナにかかります。文章で作る人物像によって、気にしてくれる層が変わるんです。
以前、韓国語を相互学習しようと思って相手を探すサイトに登録したことがあります。連絡をくれた人とは個人的に携帯メールで約束をするのですが「いつもの素っ気ない文章ではダメかも」と勢いのあるカジュアルな文章で返事を書いていました。
でも実際に会った人から(それも数人から)「メールと印象が違いますね」と言われて続かなくなってしまいました。カジュアルでノリノリの盛った文章から人物像を結んで会おうと思ったのに、実際が地味だったらがっかりしますよね…。
文章でうまく別人格を作ったとも言えますが、あまり本人と乖離した状態では使えないなとつくづく思いました。逆にいえば、無理に格好よく作ろうとする必要がないということ。今の自分を身ぎれいに整えたプロフィールが一番です。
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