自己プロフィールは、作り出すか見つけ出すか
- 2013.07.09
- 更新日:2019.11.12
- 皆さんで書く場合の方法論
- プロフィールを作るには, 届く書き方とは, 考え方とメンタル
同業のライターさんと話をしていて、プロフィールの組み立て方にいろんな考えがあるのだと改めて思いました。
ある人は「刺さるプロフィール」「売れるプロフィール」をモットーにして経歴を作り上げる。その人が持っている材料を手がかりに、売れる要素を追加、装飾していく。すでに芯を自覚している人ならいろんな衣装を着ても重みに耐えられます。
でもまだ軸をしっかり意識する前の人、何か強みはあるけど自覚ができずにモヤモヤしている人は急に「刺さるプロフィール」を作ろうとすると迷ってしまう。似合うかどうかわからないまま、どんどん衣装を着せられる感じがするそうです。だから出来上がった姿が一応格好がとれていても本人に違和感が残ってしまう。
そんな人は持っている材料をとにかく広げてみて「何が好きか、実は嫌々やっている作業や役割がないか」を精査してください。
プロフィール取材でお話を聞いていて「絶対これが売りになるな」と思うポイントでも、深めていくと本人が「その作業は実はやりたくないんです」と教えてくれるときがあります。私は「じゃあ、その要素は入れないようにしましょう」と提案する派です。嫌なことを売りにして求められる状態は後で必ずつらくなるからです。
むしろ、嫌なことと真逆のものを意識してみてください。それが「やりたいこと」である場合が多いからです。その情報を基に「本当にやりたい」という芯を見つけて言葉に直すと、その人らしいプロフィールになります。
すでに「これを売りたい!」とはっきりわかっている人は、その「装い」を武器に使う覚悟ができています。ガンガン飾った強気のプロフィールでも形になります。でもそうでない人は必ず存在します。考えを整頓して、その結果を文字にした「誠実なプロフィール」も十分正しい選択なので安心して自己開示してください。
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