聞いたことを、自分の言葉で返してみる

取材でも世間話でも、聞いたことを受け止めるのはもちろん「自分がどう咀嚼したのか」を返すと話が進みます。
たとえば、相手が色を見ながら「もうちょっと赤いほうがいい」と言ったとします。でも「もうちょっと」も「赤」も千差万別なので、このままだと共有しきれません。
ひょっとしたらビビッドな赤を連想しているかもしれない。逆に深みのある赤を連想しているかもしれない。
相手の「もうちょっと」がどちら向きなのか、定められるのは自分の返しです。「もっと鮮やかな赤ですか? たとえばあのドアのような」とか「落ち着いた深みのある赤になりますか」「ここに青を混ぜて紫にしたほうが近いですか」などなど。
その返し自体は外れてても構いません。違うなら「いや、そうではなくて」と相手が答えてくれます。
後々大変なのは厳密な意味を捉えないまま流してしまうこと。世間話ならいいのですが、取材は二度と聞けないのでぽんぽんと自分の咀嚼度を晒しながら話しています。
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