丘村が考える聞き方のコンセプトは「水」
血液やリンパ、角質や脂質のような身体的なものは、水を飲んだりマッサージしたりすればどんどん代謝されます。細胞はだいたい28日周期で入れ替わって、細胞レベルでいうと1ヶ月後は「別人」になっているそうです。
でも個性やその人自身というのは「核」として動かせない場所に常にあって、ちょっとの変化や入れ替わりで動じるものではありません。何をしても残るのだから少々冒険しても大丈夫。だからこそ取り巻いている意識や考え方は、なるべく流して新しい状態でいたい。これは本や言葉でどんどん入れ替えれば細胞と同じように更新されていきます。
考えると、「聞くこと」もこの一環かもしれません。
人の話を聞く=人の体験を言葉でじゃぶじゃぶ浴びること。
「うまく聞けない」人は、人の蛇口をひねるのが下手で少ししか水を出せない。
「うまく聞ける」人は、独自の成分を持つ水を何リットルも出すことができる。
相手は必ず、自分にない成分・ミネラルをたくさん持っています。
「うまく聞く」と、相手の成分を引き出すと同時にたっぷり取り入れることができて、自分の意識も代謝されます。相手も詰まっていた思いがどんどん流れて、どちらも良い状態になれるのです。
仕事でもプライベートでも、いろいろな方の話を聞くと自分が代謝していく、入れ替わっていくのを感じます。セミナーのテーマに「聞き方」を選んだのは、この代謝感を皆さんと共有したいからかもしれません。皆さんもぜひミネラルをじゃぶじゃぶ浴びる人になってください。
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