自分基準でいいじゃないか、と。
- 2011.08.22
- 更新日:2012.07.30
- ライターの捉え方
ぼんやりニュースを見ていたら「日本経済の停滞!」とか「震災後は!」とか「さらに円高で!」という話題をやっていました。また民主党の代表選があるのでそれに絡めての話です。
10年前も同じようなこと言ってたよなあ、と思いつつ、よく考えたらずっとそんな調子なんですよね。
マスコミは絶対に「みんなが幸せ!」「すべてが大満足!」なんて報道はしないわけで、基本悪いことを見つけだして不安な状態をお知らせしてくれます。
ずっと見ていると「おおっ、そうなのか」「それはヤバいのではないか」という気持ちになりますが、実は自分の周りはそんなに悪くないかもしれない。
ネットで見かける情報もそれに似ていて「あなたはこれをやらないんですか」とか「やるならこれくらいの成果は最低限出さないとダメ」とか、不安になる話がたくさんあります。
でもそれって自分基準ではないなあ、と。
やらない昨日よりやった今日が自分にとって価値が高いのであって、同じことをした他人と比べる必要は本来ないはずです(気にはなりますが)。
極端な例を出すなら「朝ご飯の前に薄化粧をしておかないと」という話は「そうしないといけない」わけではなくて、たまたまその人の標準であるだけ。
同時に「起きたら着替えるところまででいい」も「3回目の目覚ましで必ず起きるのが目標」という基準もそれぞれありなわけです。
「何で起きたらすぐ化粧しないの?ダメじゃん!」となじる権利は誰にもないし、必要もない。でも世の中で「それじゃダメじゃん!」に近いことがずいぶん多いなあと。
もちろん「ダメじゃん」を自分を鼓舞する言葉として捉えてもいいし、捉えなくてもいい。そもそも自分とは違う人がやっていることです。物差しは自前でいいんじゃないでしょうか。
人の物差しにもケチつけないようにします。言えるのは「私の場合はこれがよかったよ」というラインまで、ですね。
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