◆20年前のクイズと今のクイズ
- 2010.12.03
- 更新日:2012.07.30
- ライターの捉え方
逸見政孝さんの奥さんの訃報を聞いたあとで、「ああ…」と思い出して『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』を見ました。調べたらこんな複雑な名前だったんですね^^
リンクはつけませんが、YouTubeで検索するといろいろ出てきます。
スタートは1988年なので、もう20年以上前の番組です。出てくる人とファッションが懐かしい。鬼籍に入られた方が何人もいます。自分もそれだけ年を取ってるんですよねえ。
思いついてiPhoneの小さい画面からちまちま見ていたのですが、今でも十分に楽しい!笑える!
今もクイズ番組だらけと言われながら、現在の番組はなぜか見る気が起きません。でも『SHOW by ショーバイ』なら何回でも何個でも見たい。
どうしてだろう、とちょっと比べてみました。
● 解答者同士の掛け合いが楽しい
● 答えを推理する余地がある
● 出てくる人に魅力を感じている
山城さんが答えを間違えたときの言い訳や、野沢さんと司会者陣をやり込めるときに「芸」を感じます。一発でわっと笑わせるのではなくて、言葉を積み重ねて「くすくす」と滲み出るような笑い。逸見さんがそれをうまく掬い取っていて可笑しさ倍増。
問題も、「知っているか知らないか」を試すような知識ではなくて、いろいろ可能性を考える余地がある問題が多いです。知らなくても楽しめる。
出てくるタレントさんに味があるので、別にクイズをやっていなくても見たくなる(笑)
今の番組だとじっくり時間をかける展開が好まれていなくて、ばーん、どーん、がーんと擬音語がたくさん並ぶような衝撃とスピードが求められています。
そういう番組があってもいいのですが、全部そんな感じだと疲れちゃうんですよね…。
確かに世界中を取材して小ネタを集めるような内容なので、予算が限られていると難しいかもしれません。それでもやっぱり「昔のテレビは面白かったなー」という感想に行き着いてしまいます。
作るほうも見るほうも、失敗したくないしハズレを見たくないしで、「テレビで遊ぶ」感覚がなくなってきているのかも。
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