◆西原理恵子さんの仕事観
- 2010.11.15
- 更新日:2012.07.30
- ライターの捉え方
朝日新聞の求人欄に、週1回で著名人が仕事観について語るコラムがあります。今は漫画家の西原理恵子さんがお話しされています。
西原さんは昔から「稼ぐこと」に貪欲で、頼まれた仕事は断らずに引き受けながら範囲を広げていった方です。世間一般の「きれいごと」とはすっぱりと線を引いた考え方が潔い。
14日のコラムでも、こんな内容がありました。大阪版なので一週遅いかもしれません。
「自分探し」という、人を惑わせる言葉がありますね。そして「やりがい」を見つけようと諭す。それって冗談じゃないと私は思います。地域のために、社会のためにというあやふやなモチベーションが、人間を本気で仕事に向かわせられると思いますか。(中略)どうやったら理想の仕事に就けるかではなく、どうやったらそれでお金になるかを考えれば道は見えてくるハズです。
必要としてくれる人が、その仕事に対してお金を出してくれる。それに応える仕事をする。基本はここなんですよねえ。
「自分探し」や「やりがい」は良い言葉の仲間に入っているので、使うと自分もその仲間に入ったような気になれます。でも仕事を得て生活をしようとすると、それだけでは飯のタネにはならない。
逆に、その仕事が理想でもそうでなくても、お金が介在するなら誰かがそれを必要としていて買ってくれている。
昔はがむしゃらに生活のために「働かなければいけない」状況だったのが、今は手前で考える時間が増えました。考えると意味がほしくなります。意味が付くとちょっと安心する。
周りを見ていると、そのがむしゃらな気概を持っている人が結果的に「成功」といわれる結果をつかんでいる気がします。
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