◆もう40年
- 2010.11.25
- 更新日:2012.07.30
- ライターの捉え方
40年前の今日、三島由紀夫が自決したんですねえ。私はまだ生まれていませんでしたが、毎年この時期に映像が流れるので存在した時間が重なっているような気がします。
会社の同期が大学院まで行って三島の論文を書いていて、折に触れてその話をずっと聞かされていました。そこから興味が湧いて、初めてちゃんと読み始めたので読者歴は長くはないです。なぜか『禁色』から。
校正の仕事をしていたときは、三島の本がオアシスでした。仕事で扱う文章は校正前の「壊れた日本語」と言っていいくらいメチャクチャなもの。その反動で「綺麗な日本語」「正しい日本語」に飢えていたのかもしれません。
三島の小説に使われる言葉は端麗で、栄養がたっぷり含まれていて、読むと水分が補われていくような気持ちよさがあります。貪るように買い求めて、だいたい読んでいるはず。
こんなご時世だけど、三島が今生きてたらどう思うのかなあ。
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