耳と頭がつながっていないことが判明しました
- 2011.07.21
- 更新日:2019.11.09
- 日本語と言葉の面白さ
- 情報を伝える, 考え方とメンタル, 行ってみた
一度体験してみたかった「通訳」の世界。言葉を知っているだけでなく、テクニックが必要なことはわかっていました。どんなふうに鍛えていくのか、4回で完結する「中国語通訳入門」講座に行ってみました。
…私の耳と頭は、まったくつながっていない…。
訓練でこんなんあります、と教えられたのが4つ。
シャドーイング…聞こえた音をまんますぐに再現する
リプロダクション…すぐ、ではなく数文を聞いてまとめて忠実再現
リテンション…段落(ときには数分)を聞いて要約する
クイックレスポンス…単語を瞬時にぽんぽん訳す
日本語でも難しい! リプロダクションは日本語なのに最初に何を言っていたのかキレイに忘れて詰まること数度。聞いたことをためておく記憶力が全然機能していませんでした。
内容は「もう映画くらいガシガシ理解できるよねえ」という人たちが、「いやこのときの表現ならこの言い回しのほうがいいでしょう」という段階を訓練するモノで、記憶と作文で難儀している私のレベルは明らかにそれ以前(予想はしていたけれど)。
心の中で「読むのは早いんです! 書くのもちょっと早いんですけど!」と叫んだりしましたが、この時間にはまったく役に立ちません。むしろ嘆きを思い出す余裕をもっと短期記憶に使えという感じ。
今までの仕事上仕方ない部分もあるんでしょうが、つくづく目と頭をつなぐ回路だけでやってきたんだなあと痛感しました。
シャドーイングは毎日30分やること、そして新聞記事の音読練習、などの宿題が出ました。うう、がんばろう。
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