◆NHKのドラマ2つの差、体感比
- 2011.03.31
- 更新日:2012.07.30
- ライターの捉え方
あくまでも個人の感想なので、違う見方はたくさんあると思います。が。
最近見たNHKのドラマの差が激しくて印象に残っています。1つは大河ドラマの『江~姫たちの戦国~』。もう1つは『TAROの塔』。前者は浅井三姉妹の末っ子、徳川幕府二代目将軍の奥さんになった江を主役にしています。後者は「芸術は爆発だ!」で有名な岡本太郎生誕100年を記念しているドラマ。
私が感じた一番の差は台詞でした。
どんな語彙を選ぶか。それをどの場面で言わせるのか。
『江』は戦国だけれど現代の語彙、現代の物言いが色濃く反映されているドラマです。というか、ちょっと不躾と言っていいほどかも。演じる役者さんが気の毒になるようなこともありました(楽しんで見ている人にはごめんなさい)。
『TARO』は岡本太郎の両親である一平・かの子夫妻が強烈なこともあって、台詞一つ一つが哲学を帯びています。見ていて書き留めたくなった言葉がたくさん。実際に見ながらノートやiPhoneを取り出して書いてしまいました。
舞台や環境、設定だけではドラマにならないんですね。どんな言葉でシーンを埋めるのか。まったくの無言劇でない限り言葉は必ず出てきます。チープになってしまうか、ぐっと引き込むか。
『TAROの塔』は全4回で走り抜けるので密度が濃くなっているのかもしれません。あ、でも最近見直している『翔ぶが如く』は40回以上あるけど毎回含蓄あるよなあ…。
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