ライターの仕事で一番うれしいこと

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ライティングの仕事には2種類あります。1つは、自分がゼロから1を生み出していくコピーライターや小説家のような創造系。もう1つは、自分以外のところから材料を得てうまくまとめていく整頓系。
私は後者の仕事をしていたので、必ず右手に「伝えたい人」がいて、左手に「伝えたい相手」が存在します。ライターは仲介者です。日本人だけれど、日本語をよりわかる日本語に翻訳する感じでしょうか。
一番うれしいのは、「伝えたい人」が私の文を見て「そうそう、これが言いたかったんだよ!」と膝を打ってくれたとき。
最初の翻訳段階がつまずいてしまうと、せっかく書いても曲がった状態で伝わってしまいます。その難所をクリアしたこと、同時に「うまく表現できない」と思っていた相手が出口を見つけてくれたこと、両方が「うれしい」の素です。
だから「どういうことなんだろう?」と思ったときは、どんどん聞くようにしています。自分が噛み砕いて理解できなければ別の言葉に置き換えるのが不可能だからです。
文字数、語調、伝えたい内容がぴったり合わさって、なおかつ読んだ人に言葉以上の「!」を受け取ってもらえたら、さらによしです。

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