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[聞き方]ざっくり質問は禁物! 答えやすい質問の作り方

[聞き方]ざっくり質問は禁物! 答えやすい質問の作り方

ライターは同業者の仕事ぶりが見えにくい職業です。ライターとして呼ばれるのは大抵1現場に1人で「聞いて書く」という作業は自分しかしません。そこで繰り出す質問や、話の聞き方は自然と個人流になります。私も我流でここまでやってきました。でも若手の方から質問を受けていると「ここを直すといいんでないのか」と思う共通ポイントがあります。今回はそれをまとめました。

「答えてくれない」のは相手だけの問題か?

よくあるのが「聞いても答えてくれないときはどうすればいいですか?」という質問です。

突如マイクを向けるレポーターや新聞記者でない限り、取材対象者とインタビュアーは取材の目的を共有しています。「自社サイトに載せるために聞きに来たんだな」とか「こういった販促のために聞きに来たんだな」とか、めざすゴールは同じで相手にもメリットがあるはず。インタビューは、モノを売る営業と違って同じゴールのために相手にご協力いただけるのが最大の強みです。それなのに相手が答えられない状態になってしまうなら、やはりこちらの準備不足が原因です。

この悩みに込められた状況はさまざまですが、考えられるパターンは以下です。

■質問がざっくりすぎて、何を答えていいのかわからない

たとえば「あなたの人生の目標は何ですか」とか「仕事のやり甲斐は何ですか」と突然聞かれて、文字にして過不足ないパーフェクトな答えを話せる人はいますか。初対面の人に聞かれたらびっくりしてしまう質問ですよね。でも聞き手に回った途端にそれを繰り出してしまうことがあります。ざっくりな質問は、事前に2段階くらい砕いた質問に直します。

 

あなたの人生の目標は何ですか
→創業1年目ですが、3年後はどのくらいの規模をめざしていますか
→このサービスがどんなふうに使われると嬉しいですか
→追いつきたい先輩や同業他社はありますか、それはなぜですか

仕事のやり甲斐は何ですか
→どんなときに一番楽しさを感じますか
→(事前に調べた上で)こういう場面では苦労が報われますよね
→(事前に調べた上で)こういう部分にやり甲斐がある人もいるそうですが

あなたのこだわりは何ですか
→(違いを見つけて)他社とここが違うと感じますが、こだわっていますか
→(ブログなど読んだ上で)こんな点を大事にされるようですが、これも?
→この点がとても素晴らしいと思ったのですが、重視されているのですか

 

聞きたい最終目標は同じなのですが、どこから切り出すかで相手が連想する内容がガラッと変わります。相手が連想しやすい具体的な言葉に直して質問にしてください。

■そもそも何で取材されているのかわからない

間に制作会社が入ったとき、たまに起こります。取材対象者が約束の日時に来てはくれたものの、今回の媒体が何か、読者は誰か、何を目的として話を聞きに来ているのか、スタッフが誰も教えていない場合があります。

もしすでにスタッフが伝言済みだったとしても、会場で動いている皆さん(ディレクターやカメラマン、相手方の管理スタッフなど)にも念押しする意味で、取材開始前には上記3点を必ず伝えましょう。

今回は旅行社の会報誌で、シニア層がターゲットで、山登りの楽しさを伝えたいとか。会社紹介サイトで、科学を知らない一般人がターゲットで、技術がどれだけすごいか伝えたいとか。人材紹介サイトで、転職に悩む人がターゲットで、この会社がいかに働きやすいか伝えたいとか。取材が発生するなら絶対この3点があるはずです。

話しながら自分も「今日はこのために来たんだ」と思い直せます。相手方も「ああ、今日はこれについて話せばいいのか」と準備できるので、インタビューがスムーズになります。

必ず準備はしなければいけない

ざっくりした質問を具体的な事柄に直すには事前のリサーチが欠かせません。相手の著書、ブログ、サイト、過去のインタビューから今回の取材目的と重なる部分をチェックします。その上で、取材で話してほしい事柄に絡めた質問をできるだけ砕いて考えて箇条書きにします。

行ってポンと「こだわりは何ですか」と聞いても、調べる努力をしていない人に親身に答えてくれる人は少ないです。逆の立場に立つとわかると思いますが「これくらい見ておけよ」とか「前も取材で同じようなこと答えてるんだけど」と感じたら、たぶんその後は本音から遠ざかってしまいます。

もし専門的すぎてわからない部分があったら、正直に「ここまでは予習したけれど、ここから先がわからないので教えてほしい」と伝えてください。大概の方々は覚え間違いを指摘してくれたり、その先を易しく教えてくれます。調べてもわからないことは、自分で悩むより目の前のプロフェッショナルに聞いたほうが早いです。そのための取材でもあります。

事前準備は読むだけでなく、砕いて・考えて・質問化すること。最初は用意した質問がトンチンカンで「いやいや違うよ」と否定される回数が多いかもしれませんが、くり返すと精度が上がっていきます。というか、意識してくり返すしか上達の道がありません。

「答えてくれない」と思ったときに参考にしてみてください。

 

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