隣の人の話が、実は面白い

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取材対象、とか、インタビュー、というと大がかりに見えてしまいます。でもその根っこの部分はとてもシンプル。「隣の人の話を聞いてみたい」の発展バージョンなだけです。同じ職場で働いている人や同級生のように、近い人ほど聞いてみると差がわかって面白いですよ。

私は以前メーカーで社内報を作る仕事をしていました。自分が新卒のときは出版やメディアばっかり見ていて、「メーカー」という業界が就職先として全く眼中にありませんでした。なのでその社内に身を置いてみて、興味を持ったのは「なぜここに?」。

同じ会社で同じように仕事をしていても答えはさまざま。インフラよりも消費者に近い商品を作りたい、という人もいれば、話を聞いた先輩がとても面白かったからとか、本業とは違う分野がとても気になったから、などなど。

「なぜ?」とさらに深めていくと、その人の考え方や就職までの背景も見えてきます。1つも同じ話はありません。

聞いた話は自分一人では体験できないことばかりです。話を聞くまで知らなかった視点がたくさんあります。近い人だからこそ参考になる見方があります。ぜひ隣の人に「なぜ?」を聞いてみてください。

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