フリーで活動するとき、意識したほうがよいこと2つ

フリーで活動するとき、意識したほうがよいこと2つ

メモと手フリーで活動しようと自分が思ったとき、あるいは活動を始めてしばらく経ったとき、これは意識しておいたほうがいいなと思うポイントが2つありました。やってみる前は知らなかったけれど、始めたら「うわ大事」と思う事柄です。

① 自分の仕事を言葉で説明できるようにする

意外と難しいのがこれ。おぼろげに「こんなようなことをしたい」という願望があっても、人には伝わらないしお客さんにもなりません。「曖昧だけどわかってくれ」は無理です。

何をしたいのか、他人とどこが違うのか、相手にどんなメリットがあるのか。相手はそうそう根気よく聞いてくれるものではありません。人と違う言葉や表現で説明する場面が絶対に来ます。

最初から完璧に説明できなくても、何人かに説明していると「ああ、なるほど」とわかってくれるポイントや、意外と伝わらない言い方がわかってきます。ちょっとずつブラッシュアップして、短いバージョン、少し時間があって詳しく説明できるバージョンなど考えておきましょう。

私の場合は「フリーライター」というと必ず「どの雑誌に?」という話になって「雑誌じゃないんです」と説明するのが大変でした。そう言われる前に「インタビューライターで法人や個人から直接請け負う」「話せるけど書けない人から問い合わせがある」などを話すようになりました。

② 時間を経るからわかることがある

フリーになって心配だったのは「何か嫌な思いをしないかどうか」。無茶ぶりをされてタダ働きのような事態にならないか、それを拒否するときにお互いにイヤな気持ちにならないか。

仕事を請けることにビクビクしていたんですね。それは一人目の「誠実に仕事をすると誠実に評価してくれる人」に出会うと氷解します。

もちろん馬が合わない人や誤解する人にも会いますが、ちゃんと評価された経験が一つでもあると乗り越えられます。

長く経験するほど、一つから二つ、二つから三つと「よかった」と思えるケースが増えるので、仕事を続けるほど自信はつきます。ただ初っ端からその安心感を得るのは難しい。試行錯誤で続けていくからわかる感覚です。

実績が増えると、心配していた「イヤな思い」が「よかったこと」でどんどん薄まっていく感じでしょうか。だから何かあっても自分が信じる形で粛々と続けていくのが一番。

フリーになって早いうちにそう腹を括れると楽になります。

 

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【インタビューライター 丘村奈央子】
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