[書評]古事記や神道、宗教をざっくり知りたい人におすすめの5冊
最近、日本の古代史に行き当たることが多く、せめて基礎知識だけでもうまく補完できればと考えていました。初心者という以前に土台ができていない感じがするんですね。入門の入門レベルでどこから入ればいいのか、自分なりに見つけた5冊を紹介します。
とにかく『古事記』は押さえておこう!
基本知識としてどんな物語だったのかは知っておきたい。できれば流れをつかんだ状態で。そう思ったらこんな素晴らしい本が出ていました。信頼の里中先生クオリティ。章ごとに、どんな説を採用したのか、なぜ選んだのか、どんな矛盾点があるかなど、コラムがついていてわかりやすいです。
とりあえずマンガで流れを押さえたあとに、もうちょっと詳しく資料として考える本ならこちら↓。
実はこのムック本を先に買ったのですが全体がよく見えない。それで里中満智子さんのマンガを読んだあとに読み返したら、今度はすんなり入ってきました。系譜や人名(神名か)、地図やゆかりのある寺社紹介などが詳しく、『古事記』が立体的に見えてきます。
で、そもそも宗教って何だろう
物語の背景には信仰があるので、これを詳しく知る本を探しました。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、それに神道など、世界中の神様関連を系統立てて説明してくれているのがこちら。
看板に偽りなしの1冊。イスラムを説明するためには周りを説明しなければいけないので、読めばつながりがわかります。同じ神様から出発しているはずなのに、どうしてこんな争いになってしまったのか。2001年くらいの情報で止まっていますが、概念を知るには十分だと感じました。
全体を俯瞰して、神道だけを知りたくなったらこちら。
たしかに45分くらいだったかも! 他の宗教との比較、なりたち、神社の様式などがわかります。生活に密着しすぎて改めて神道を意識することって少ないんですね。池上さんの本の神道部分を補ってくれるようなイメージ。
私は特に信仰している宗教はないのですが、個人的に神道の考え方と懐の深さが好きです。一神教より多神教のほうがしっくりくるというか。
そうやって比較できるのも知ればこそかもしれません。とりあえず、取っかかりがほしい!という人は参考にしてみてくださいね。
【インタビューライター 丘村奈央子】
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