[書評]体の中からシンプルになる『未来につなぐ わらごはん』
ライターの先輩であるこちらの方が感動して、つい作ってしまったというマクロビオティックの本。この自然食宿「百姓屋敷わら」は岡山にあるので関西にいた頃から気になっていました。関東に引っ越してしまったので「遠くなったなー」と思っていたら本が出て、即買いです。
未来につなぐ わらごはん 岡山・自然食料理宿がおくる幸福なレシピとお話
レシピは土鍋を使った「重ね煮」とアレンジ、常備菜、ドレッシング、パンやおやつまで。そのほか、自然食に対する基本的な考え方や「3・11」後の食生活、暮らしに向き合う方法も。
自然食関連の本を買ったのは実は初めてです。どうしても啓蒙の度合いが強かったり、精神論に走ってしまうイメージがあって、あまり手を伸ばす気がしませんでした。でもこの本は生活に根っこを張った言葉で書かれていてわかりやすい。たぶん、書いている船越さんも「よかったら読んでください(合わなかったらご縁がなかったということで)」くらいの構えなのではないでしょうか。
でも、最近「なるべくシンプルにやっていきたいなあ」と思っていた私にとっては、面白い話がたくさん入っていて一気に読んでしまいました。難しくないし、全部を試せなくてもやってみたくなるサンプルがあります。どうしてそれを選ぶのか腑に落ちるんですよね。何というか「信じている人」にありがちな「攻めてくる感じ」があまりない本です^^;
1月26日にはこの本のトークイベントがあるそうなので(定員300名)、ちょっと行ってきます。
「聞き方」を動画で学べる!
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