聞き方を変えて、改善したことは。
名刺にも「聞き方セミナー」の文字が入っているので、裏返して見た方からは「話し方はよくありますけれど聞き方は珍しいですね」と言われます。
たしかに「どうプレゼンするか」や「どう営業するか」など話し方を教えるならお客さんが多そうです。でも、自分の引き出しからセミナーを組み立てると「聞き方」以外に思いつきませんでした。
OL時代、人の話をまとめる業務に就いてから「どう聞くか」を深く考えるようになりました。初期でよくやった失敗はこちら。
・自分のほうがたくさん話している
・聞きたい情報に辿り着く前に時間切れ
・なんだか相手が疲れてるような…
・いつの間にか私が説教してる
帰って「さてまとめるか」と思ったときに気がつきます。なぜならノートや録音から使える情報が少ないんです。自分のせいで。
社内報の制作では取材相手が本業を持っているので、スキマ時間で聞くしかありません。どんな性格の人でどれくらい話してくれるのかも未知数。チャンスが少ないので、失敗を重ねた後にやっと工夫するようになりました。
最近の形はこんなふうになってきました。
・相手がたくさん話している
・早い段階で深い話に到達している
(プロフィール取材ではここが重要)
・こんなことも話してしまった、と言いつつ相手が晴れやか
・私が話さなくてもストレスにならない
業務上やむを得ずやっていたことなんですが、これが意外と別の場面でも役立って、初対面の人と会うのが面白くなります。
「インタビューってどうやるんですか」という質問を受けることが多かったので、セミナーにしてまとめてお話しすることにしました。これが「聞き方セミナー」のきっかけです。
聞き方と自分を変えると、皆さんも上記の改善を体験することができます。
「聞き方」を動画で学べる!
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