「女社長」でなくなるのはいつ?
- 2011.10.06
- 更新日:2012.07.30
- ライターの捉え方
先日、大阪で民事再生中のアパレル関係会社の社長が逮捕されました。…ピンと来ないなら「女社長が逮捕された」といえば「ああ」と思う人が多いかもしれません。
今回逮捕された理由と是非は捜査待ちですが、気になったのは「女社長」という言葉です。
これってただの「社長」じゃダメなんでしょうか。どのメディアも「女社長」になっている。そんなに性別が重要なニュースとは思えないのに、外す報道はお目にかかっていません。
まだまだ「女社長」がメジャーでない証拠なのかもしれませんね。以前誰かが話していたのか書いたのを見たのかで、印象的な話がありました。
たとえば年商10億円企業の社長がいる。男性で実は自宅が賃貸、家賃10万円の部屋に住んでいたら、これはこれで一つの「ネタ」として取り上げてもらえそうです。身なりが無頓着でもまあよし。
でも、もし女性だったら。いくら年商10億円でも自宅が賃貸10万円だと「ダメ」なんです。そういう暮らし方をするのは自由ですが、おそらく「成功者」の仲間には入らない。
女社長は、年商10億円なら大きな一軒家かマンションに住んで贅沢めに見えて、子どもがいたら毎日お弁当を作って送り出して、本人も小綺麗にするところまでいかないと「成功者」と見なしてもらえない。求められる条件が男性に比べて多すぎる。
一応世間では男女平等が謳われているものの、この感覚は心当たりがありませんか? 私は「そういえば」と似たような物差しを持っていたことに気づきました。
バリバリ仕事をする女性でも普通に「社長」と称されるようになったら、初めて平等ですね。
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