[書評]再び『情報は1冊のノートにまとめなさい 完全版』奥野宣之 著
実はこの本について、2013年12月にも書評を書いています。→ http://edi-labo.com/blog/?p=4948 今日も再びこの本について。「もう一度読んでみよう」と思ったのはいくつか理由があります。1つは来年の手帳が並ぶ時期になり「そういえば奥野さんはどうやってスケジュール管理してたっけ」と思い出したから。もう1つは「やっぱり1冊にまとめるべきなのか…?」と思う自分が出てきたから。
前回の記事では「1つは無理、分けます!」と宣言して終わっていたんですよね。
①仕事用ノート:時系列にどんどん書いていく
②読書ノート:読みながら主観や印象的なフレーズを残す
③日記的ノート:その日に感じたこと・事実を数行残す
④Postever:思いつき、メモ、感想、愚痴をスマホから入れる
このうち①と③は絶えず書いています。②も③に含まれつつあります。で、この①と③を統合するかどうか。言ってしまえばこれは「仕事モードの自分」と「プライベートの自分」が分かれている状態です。それを1冊にまとめたほうがよいのか。
奥野さんは「すべてを1冊」派です。新しいアイデアも発想も起こった出来事も読書も、全部1冊。その代わり探さなくても必ずその中にある。
アイデアを書き留めてノートに残すという意味では、私も前回読んでから取り入れた方法があります。それは「思いついたことは付箋にメモって、付箋をノートに貼る」こと。奥野さんはカードを用意して思い立ったらすぐ書けるようにしているそうです。私もあやかって真似ました。
▲スマホケースに付箋装着
ツイッターやFBに上げそうなことも付箋で吸収できる。あとちょっとした愚痴もここに入っている^^; これをどのノートに貼るか。自分の気持ち次第というか、情報をどう扱うかなんですよね。仕事とプライベートを混ぜたくないと思っている。まあ同じ人間なんだけれども。
たぶん、今と同じ方法だと今と同じような発想にしかならないんだろうなあ。何か新しく手を動かすプロセスとか、新しい景色がないと、マンネリからは抜け出せない。で、複雑なほうへ移行するよりシンプルなほうへ行きたい。それには1冊にまとめる方式が取り組みやすい。
ああ、あと、テキストや左脳に頼る考え方ばかりしているので、見た目やビジュアルに馴染みたい気持ちもあります。
前回読んだときは単純に「1冊にまとめるとはどういうことだろう」と思って方法を読み込みましたが、今回は「これだと情報をどう利用できる?」という観点で読みました。
情報のごった煮のほうが刺激を受けるのはその通りなんですよね。実際の脳みそも整頓されずにバラバラなところから何かを引き出している。
ちょっと1冊にまとめる方式で頑張ってみようかな。ちなみに奥野さんのスケジュールは、オリジナルのA4カレンダー(というかスケジュール割)の用紙をつくり、それをノートに挟み込んで管理されていました。そうか。
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