ブックライター上阪徹さんのトークイベント、行ってきました

先日上梓された『職業、ブックライター。』の出版記念として上阪徹さんのトークイベントが行われました。会場は講談社の一番大きな会議室、こんな機会でもないとなかなか入れません…。本のレビューでも書いたとおり、本にはいわゆる「ゴーストライター」と言われていた人たちの仕事ぶりが詳しく載っています。この本では「ブックライター」ですね。私もこれからはその職名を使おうと思います。トークでは、ここには書かなかったこと、書けなかったことを2時間以上聞けました。
120人以上が集まりイベントは大盛況。質疑応答ではいろんな職業の方からいろんな角度の質問が出て、上阪さんはすべてに答えられたのがすごい。私がお聞きしたのは第1章が入っている理由と、フリーランスの経費について(笑) いやー、今ちょうど時期なので実際にどんな計上をされているのか。参考になりました。
本にもある「営業したことはないが、仕事が切れない」という理由は、そういうことなのですね。もちろん評価されるものを書き続けるという大前提ありき、その上でなるほどと。
ちゃんと仕事を任せられるビジネスパーソンかどうか、という問題は、ライター/編集者/著者、それぞれに当てはまると思います。
短い時間ですがこの業界を体験してみると本当にいろんな人がいます。問い合わせに答えてもなしのつぶてだったり、進捗状況がまったく聞き出せない人だったり、いつの間にかフェイドアウトになっていたり。
「この業界だから」という言葉は何度か出会っていて、そのたびに経験のない私は凹んでいました。上阪さんも異業種からブックライターになり、違和感を持っていたそうです。広告営業からビジネスの約束事を学んだ自分が硬すぎるのかなと思ったこともあったのですが、上阪さんのトークを聞いて「これでもいいんだ」と大きな自信になりました。
(聞いたあとに、私がブックライターとして最初にお世話になった編集者さんをふり返ると、なんて良い人にめぐり会ったのだろうと。改めて感謝です。ありがとうございます!)
上阪さんとはFB上でやり取りさせていただいていました。実際にお会いするとパワフル! 明るい! ポジティブ! そして端々で「ああ、こう気を遣ってくださっているのだな」と感じられる方でした。本づくりは共同作業。言うことは言う、でもビジネスとして失礼はないようにする。関わる一人ひとりに丁寧に応じられていて、態度でそれを示されていました。
出版業界だからと気負うことなく、私もこのまま続けていってみよう。
そうそう、本を読んだあと名刺の裏側にこっそり「ブックライター」と入れてみました。上阪さんと名刺交換した際に「表に使ってください」と勧められたので、今日肩書きに入れました。実績もあるし。うん。よし。
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【インタビューライター 丘村奈央子】
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