[書評]ページ全部がアートだった本。
- 2012.07.14
- 更新日:2018.05.02
- 書評・評論
美醜のコンプレックスや、響いた記事に絡めて
何度かご紹介している藤沢あゆみさんの新刊。
かわいくなる100の魔法
中身を見ると、「本を作る中の人」としても
気になる仕掛けがたくさんあるんです。
本を初めて開いたのは
著者であるあゆみさんの隣だったのですが、
思わず口に出た言葉。
「見出しが斜めだ!」
あゆみさんは「そうなのよー」とデザイナーである
藤原聖仁さんのこだわりを教えてくれました。
なかなか思いつかないというか、
思いついてもOKしてくれる人がまず少ないのではないかと。
データ入稿時代だからできるデザインでもあります。
斜めなだけではなくて、あしらいも細かい。
目次部分と本文で、地のデザインを変えている。
クリスマスの話のときはそこだけ別仕様!
はじめに、目次、本文とフォントも変わっています。
また、ノンブル(ページ数)の横のアイコンは
この本を貫く大切なモチーフ。
(あゆみさんからの生情報^^)
本1冊のパーツは実はいろいろあって、
かつ何パターンも作るのは時間がかかります。
他種類のパーツを1つの世界観でまとめるのは
さらに手間暇がかかるところ。
差し込まれているチェリユキさんのイラストも
世界観をふくらませる大事な要素になっています。
あゆみさんの執筆した内容のほか、
藤原さん、チェリユキさんのデザインとパーツ、
それを販売に乗せていく編集・営業さんや
紙を選んで印刷する印刷会社さんなどなど…。
皆さんのベクトルが1つになったからこそ、
これだけ多くの要素が詰まった濃い1冊になったんですね。
かわいくなる100項目はもちろん気になる。
ほかのポイントでも「むむー」と唸る本でもあります。
7/14(今日)23:59まで、
ネット書店で買ったらかわいくなるグッズがもらえる
キャンペーン実施中♪
みんなかわいくなるキャンペーン
http://www.copoc.jp/kawaii100/
藤原さんやチェリユキさんのグッズも
抽選でもらえるみたいです!
「聞き方」を動画で学べる!
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