東京と大阪を比較する、を考える(2)

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東京と大阪を比較する、を考える(1)の続きです。
よくある「大阪はどうして東京と張り合うの」
という疑問に対する答え。
これはひとえに情報量の差だと思います。
いや「東京は最先端で、地方は遅れている」
という趣旨の「差」ではないんです。
マスコミの致し方ない構造による圧倒的分量の差。
たとえを2つ出しますね。
私が通っていた大学の周りには
他の大学がほとんどありませんでした。
あったとしても文化が違いすぎるので
(向こうはポルシェで通っている学生が多いとか)
大学として意識することがほとんどありませんでした。
あちらは歯牙にもかけてなかったでしょう。
他校が存在しないと、意識にも上りません。
「比べる」とか「張り合う」という概念がない。
そもそも相手がいない。
かなりのんびりした学生生活を送っていました。
ひるがえって首都圏の環境を考えると、
徒歩圏内にいくつも大学が共存しています。
日常で「他校」が目に入ってくるので、
「あの学校は」とか「うちは」という考えが出てきます。
東京と大阪の関係もこれに似ていると思いました。
首都圏にいると、地方の情報はあまり入ってきません。
入ってこないので首都圏以外を気にしなくても
すんでしまうところがあります。
関西に限らず、地方にいると
必ず地方と同等かそれ以上の分量で
東京の情報が入ります。
東京の情報で流されそうになったとき、
それを押し返そうとするあまり
「いや、うちはね」という言葉につながっていく。
首都圏に住んでいる人から見ると
他の地方や地域を意識する概念があまりないので
「こっちは全然気にしてないのに、
あっちがすごい意識するんだよね(苦笑)」
という感覚になりやすい。
ここで差が生まれてるんじゃないでしょうか。
もう一つのたとえ話はまた次回に。

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