カフェ英会話レッスンでの勿体ない聞き方

カフェ英会話レッスンでの勿体ない聞き方

カフェで作業をしていると、たまに英会話のレッスンに出会います。コーディネーターさんが英語の先生を連れてきて、初めてのレッスンにお付き合いしていたり。

こないだもそんな場面に遭遇しました。
最初は「流暢に英語で会話する2人が入ってきたな」という印象だったのですが、あとからもう1人が来て自己紹介を始めたところで「ああ、レッスンだ」と。

20代の女性でしたが、おそらく初心者としてレッスンを申し込んだのだと思います。隣の席でかなり大きな声でやりとりをしていたので、内容が耳に入って来ました。先生は20代とおぼしき白人男性。

先生「私は○○です、お会いできてうれしいです」
生徒「私は○○です」
先生「どうして英語を学ぼうと思ったんですか?」
生徒「…うーん」
先生「自己紹介をしますか…私は日本に来て6ヶ月、4年前に日本に来たことがあって、韓国でも英会話の教師でした」
生徒「…あー」
先生「あなたのことを教えてください」
生徒「えーと…」
先生「何をしていますか。仕事とか、夢とか」

近くで聞いていて英会話以前に「こりゃ難しいなあ」と正直思いました。日本語で初対面の人と話をするのにもブロックがあるのに、異国の人に急に「夢は」と言われても答えられる人は少ないはず。

コーディネーターさんは「緊張するとアレなので、あっちに行っていますね」と2人を残して行ってしまいました。

本当に相手のことを聞きたかったら、もっと具体的な質問をしないと答えようがありません。「あなたのことを教えて」という1文を使うくらいなら、トリガーになる質問を1つ言った方が会話が続きます。

英文を作って言ってもらうという目的があるのなら、彼女のレベルで答えられる質問をして、そのシンプルな文に修飾語をつけるよう質問を深めた方が効果があります。

先生役の彼は、おそらく英語を話せるけれど教授法までは意識していないし、派遣しているスクールもそこまでの教育をしていないんでしょうねえ。
聞き方についていろいろ考えさせられました。

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