コミュ力弱者に向けた1冊 会話にそんなに悩まなくてもいいよー!必要な人へ届けー!
コロナ禍に紛れてしまった感はありますが、4/15に初めて紙の書籍を出版しました。
ちょうどその日に大手書店が軒並み「当面の間は休業」を決め、せっかく印刷・製本した本も行き場がない状態に。あれから1カ月半、少しずつ営業再開するお店も出てきて本屋さんで平積みを見つけてくださる方も出てきました。
ここで心機一転、またこの本の告知を増やそうと思います。
今までのやり方は「コミュ力強者向け」だった
私がこのメソッドを編み出したのはライターになる前です。派遣OLで企業内の業務を進めるにあたって「こっちの都合に合わせてください」という強気な進行管理は揉め事ばかり増やし、これは無理だとやっと悟った時期でした。はっきり言うとコミュニケーションが下手くそだったのです。
しかし「自分が変化して聞き手に専念すべき」とまでは分かっても方法が分かりません。よくある会話術の本には「共感する、寄り添う」「うなずく」「タイプ分けをする」「オウム返しをする」などいろんなテクニックが載っていたのですが、まず「共感する、寄り添う」が分からない。
気持ちとして「聞こう」と心がけるのはほとんどの人が実践すると思いますが、会話がうまく回るほど効果的に「共感する」というのが何なのか、全く掴めなかったからです。たぶんそれが分かるのはコミュニケーション能力が高く、もともと人の感情の動きに敏感な人です。逆に言うと、その素養がないとずっと分からない。
私は典型的な後者です。今までの方法では無理だ!と考え、感情や共感、寄り添いを使わなくても相手の話をしっかり聞き、双方向のやり取りが成立する方法を模索しました。そして完成したのがこの本で紹介している方法です。
「情」ではなく「理」でも聞くことは可能
もちろん今までの方法でうまくいった人は、その方法を活用していけばよいと思います。でもいくら試しても思うような結果になっていないなら、ぜひ一読してください。
私自身が苦手なので「感覚」や「思い」という抽象的な要素は入っていません。思いではなく、目の前にある言葉、事実に注目します。「感情」が関わるとしたら相手のことではなく自分から湧き出しているものにしか注目しません。
この方法を自覚してから人の話を聞くのが面白くなり、もっと仕事として聞いてみたいと考えてフリーランスのライターにまでなりました。目標の一つだった「いろんな人の話を聞きに行く」は思いっきり実現できています。コミュ力が低くて悩んでいたけれど、聞くことを仕事にして10年続けられています。
会話が苦手、人と話すときに緊張する、と思う人ほど効果が出るはずです。開いている本屋さんではまだ新刊に近いところに並んでいると思いますので、ぜひ一度手にとって中身を確かめてみてください。結構インパクトある表紙なので、平積みされていたら見つけやすいと思います。
上記アマゾンのほか、版元でも直販しています。
ショップサイト「丘村堂」でもコンサルやポストカードの特典付きで直販中です。
しぐさや空気に頼る方法ではないので、オンラインの会議や会話でも十分使えます。新しい方法で会話の世界を広げてください!
オンラインでも聞き方セミナーを準備中
このメソッドを伝えるべく「人間関係が良くなる聞き方セミナー」と銘打って2011年から対面でのセミナーを開催してきました。今後、オンラインでも受講いただけるように仕組みとテキストを準備中です。でき次第下記のサイトでご案内しますので、気になる方はチェックしてみてください。
追記>Peatixでイベントページが準備できました!6/25(木)開催です!
「聞き方」を動画で学べる!
-
前の記事
今、オンラインだからできそうなこと。取材かどうかはまた別の話で 2020.05.11
-
次の記事
コロナ禍後に変えること、変えないこと 2020.05.28