自分と向き合う10日間〜大腸切除で入院しました
前回の記事でもちらっと書きましたが、4月半ばから人生初の入院&手術を経験しました。
入院後、手術に備えて点滴をしたり前処置
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いざ手術!
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痛み止めを処方しながら予後に注意
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退院を見据えたリハビリ&調整
という流れで全11日間。その間はずっと自分の体のことばっかりを考えるという希有な時間でした。外科チームの先生方や看護師さん、家族や知り合いがみんな寄ってたかって私の体のことだけを心配してくれるという贅沢な状態。なかなかないですよー。本当にお世話になりました。
ただ、私にとっても自分の体を突きつけられている時間なわけで、いろいろ考えました。体調はもちろんのこと、これからのこと、今まで考え方、仕事の方法、暮らし方…。
ヒトは筒だ、と言った人を思い出しました。口から入れて排泄するまでが1本の管で、あとはその周りに付随しているものだと。確かに身体的な健康はこの筒が詰まらないようにすればいいこと。意外とシンプル。
同時にヒトは「何を入れて何を出すか」でしかないんですね。食べ物もそうだし、空気もそう、思想もそうだし、ひょっとしたら子どもだってそうなのかも。筒に何かを入れて、何かを出す。間に「自分フィルター」があって、出すモノが変わってくる。
何事も、この流れを滞らないようにしていけばうまくいくのかなとぼんやり思いました。何かに拘泥することが多い性格と生活だったので、うまく実践できれば180度変わるかもしれません。
化学的な治療を必要としない物理的な切除でどうにかなる手術だったので、この入院期間だけが人生の中でスパッと切り取られたような感じでした。不思議な感覚でしたが、たぶん今自分に必要な期間だったんだと思います。
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