社長さんのコラムをインタビューで書く
聞いて書く、というインタビューの仕事をしています。プロフィールを聞いて書く、ホームページのテキストを聞いて書く、のほかに【コラムを聞いて書く】ことがあります。必要な内容を話せるけれど書く時間がない、話した方が早いという場合に役立っています。
サイト更新に合わせて、定期的にインタビューに行く企業があります。
いつも社長さんと社員の方が一緒です。今回のコラムはこんなテーマでいきましょう、と大まかな方向を決めて、こちらから質問していきます。聞いた話を文章化してまとめ、OKが出たら社長さんのコラムとして掲載になります。
数人で話しながらいろんな方向へ流れていきますが、それが面白いんですよね。予想しなかったエピソードが出てきたり、決めたテーマよりキャッチーなネタが見つかったり。
中小企業を率いる社長さんは百戦錬磨で、間違いなく私より経験を積み、いろんな情報を持っています。ご本人が「あっ、そういえば」と思い出したら、それは質問がうまくはまったサインです。「へー」とうなずきたくなる諸々が数珠つなぎで出てくる。
取材先企業は私の専門外の業界にあるので、時折「こうしたらどうですか」とか「これを組み合わせたらどうなるんでしょう」と提案や質問を挟みます。
素人考えで「それは無理」という未熟な話のときもあれば、「なるほど、それは面白い」と喜んでもらえるときもあります。
社長さん曰く、営業について相談できる人は限られているとのこと。だいたいいつも銀行や税理士、契約しているコンサルタント、商工会議所などでつながっている方など。なのでライターという異質な立場からの発言はたまにスマッシュヒットを打っているそうです。
ほとんど先入観なしで考える弱みでもあるし、強みにもなるんでしょうね。
【インタビューライター 丘村奈央子】
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