「悲劇」がニュース。
- 2012.01.10
- 更新日:2012.07.30
- ライターの捉え方
経済やら政治やら、いろんなニュースが出ています。
マスコミはとりあえず
不安を「より不安」と報じることで
ご飯を食べている気がします。
昔、ピューリッツァー賞を受賞した写真ばかり集めた
展覧会に行ったことがあります。
これは見逃せない!と行ったはいいのですが、
題材は悲劇が多いんですね。
1枚ですら凄まじいパワーを持った写真なのに
それが何十枚も並んでるんですよ。
最初は力ある写真を見て「おお」と思っていましたが、
だんだん負のパワーに押されてきて
最後は「見たいけどもういい…」と吐き気に近いものが。
一枚だけ、
確かアメリカの大統領が女の子に風船を渡している
笑顔写真があったかもしれません。でも一枚だけ。
賞をもらうために
あえて悲劇を撮らないといけないのかと思いましたよ。
積極的に悲劇を探しに行く。
もしくは事柄を「悲劇」にシフトさせていく。
「報道は悲劇を報じてなんぼ」という姿勢は
周りでもたくさんあります。
たとえば経済のニュースで、
「前より円高に!」というのもデメリットに焦点を当てて、
「前より円安に!」でもデメリットに注目する感じ。
客観的にどうなのかは、あまりやってくれない。
状況がちょっと「変化」したら
「大変!やばい!」に変換してお伝えしてくれる。
これを差し引いて見ないと
身も心もがネガティブになりそうです。
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