「悲劇」がニュース。

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経済やら政治やら、いろんなニュースが出ています。
マスコミはとりあえず
不安を「より不安」と報じることで
ご飯を食べている気がします。
昔、ピューリッツァー賞を受賞した写真ばかり集めた
展覧会に行ったことがあります。
これは見逃せない!と行ったはいいのですが、
題材は悲劇が多いんですね。
1枚ですら凄まじいパワーを持った写真なのに
それが何十枚も並んでるんですよ。
最初は力ある写真を見て「おお」と思っていましたが、
だんだん負のパワーに押されてきて
最後は「見たいけどもういい…」と吐き気に近いものが。
一枚だけ、
確かアメリカの大統領が女の子に風船を渡している
笑顔写真があったかもしれません。でも一枚だけ。
賞をもらうために
あえて悲劇を撮らないといけないのかと思いましたよ。
積極的に悲劇を探しに行く。
もしくは事柄を「悲劇」にシフトさせていく。
「報道は悲劇を報じてなんぼ」という姿勢は
周りでもたくさんあります。
たとえば経済のニュースで、
「前より円高に!」というのもデメリットに焦点を当てて、
「前より円安に!」でもデメリットに注目する感じ。
客観的にどうなのかは、あまりやってくれない。
状況がちょっと「変化」したら
「大変!やばい!」に変換してお伝えしてくれる。
これを差し引いて見ないと
身も心もがネガティブになりそうです。

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