【初めての方へ】ライターにどうやって頼めばいい?

出版や制作業務に関わる人でなければ、ライターへ仕事を依頼する機会が少ないかもしれません。お客様からもよくこういったお問い合わせをいただきます。

「ライターを見つけたけれど、どうやって頼めばいい?」
「何を準備すればいい?」

そこで、初めてライターに仕事を頼むときどうすればいいのかをまとめてみました。

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依頼前に確認しておきたいこと

ライターの報酬計算方法はいろんなパターンがありますが、私は【取材費+作成費+交通費】の合計で算出しています。そのためお客様には事前に概要を教えていただき、どんな情報をどれだけ文章に載せればよいのかを考えた上で、作業量と必要な金額を明示した「お見積書」を作成しています。

この「お見積書」を作成する前に、いくつかお客様にご確認いただきたい項目があります。

  • どこに掲載する予定なのか?
  • どのくらいのスペースに入れるのか?
  • 誰に伝えたいのか?
  • どんな「読後感」がほしいのか?
  • 期日はいつか?

事前に準備しておくと、私以外のライターに仕事を依頼されるときも手続きがスムーズになりますのでぜひ参考にしてください。なぜスムーズになるのか1つずつ解説します。


どこに掲載する予定なのか?

一口に「テキスト」と言っても掲載場所は多種多様です。自社ホームページ、会社/学校案内、ブログ、チラシ、書籍、A4 1枚のPDF、10ページのパワーポイントなど。できるだけ詳しい状況がわかるとありがたいです。例えば「ブログに掲載したい」という案件でも、記事本文に入れるのか、スペースが限られた自己紹介欄に入れたいのかで書く内容と分量が変わります。メディア・形式を含めて「掲載場所がどこなのか」の情報をまず教えてください。


どのくらいのスペースに入れるのか?

単に自己紹介文を書こうと考えたときでも、スペースの大小は必ず考慮します。書ける分量と内容の密度を適切にコントロールしなければいけないからです。

もし狭いスペースで紹介したい場合は、信頼性が高まる情報を短く凝縮させます。インタビューもなるべくキャッチーな事実を掘り起こせるように準備します。逆に、広々としたスペース、例えばA4一面を使って紹介できるなら、長い文章を載せられるので内容を深められます。インタビューでは仕事哲学や今の仕事に就いたきっかけなどを詳しく聞いて、ストーリーとして組み立てます。

スペース情報は文章構成とインタビューに大きく影響する要素です。同業他社の似たような掲載箇所を参考にして「こんな感じ」と提示いただくだけでも助かります。

どのくらいの分量にしたらよいのかわからない場合はお問い合わせください。狙いやご予算に応じてアドバイスができます。


誰に伝えたいのか?

その文章によって、心が動いてほしい人は誰でしょうか。対象によって文章の書き方は変わります。若い人向けとキャリア層向けでは、話の進め方や語彙が違います。社内に伝えるなら本音が混じった情報、社外に伝えるならかしこまった情報、という区分けもあります。誰に伝えるかによってインタビュー当日の質問が変わるので、事前に情報をいただけると助かります。


どんな読後感が欲しいのか?

記事を読むといろんな感想や読後感が残ります。皆さんも、プロフィールを読んだ後は「この人は見えない努力を大事にするんだな」「パワフルに周りを引っぱる人だな」など一定の印象ができませんか。もっと積極的に「ここに仕事を頼んでみよう」「これを買ってみたい」など行動につながることもあります。

テキストを作成するときも読後感を考えます。文章ではどんな「読後感」がほしいですか。読み終わって、皆さんにどう思ってもらいたいでしょうか。必ず狙いがあるはずなのでインタビュー前にそれを教えてください。当日の質問や文章を組み立てるときに欠かせない情報です。


期日はいつか?

その文章が必要な期日はいつですか。取材日のアポイントをとり、取材し、作成するまでには日数がかかります。期日によってはお請けできない場合があります。

文章が短い場合は早く仕上げられるかもしれませんし、長いと通常よりかかるかもしれません。他のスケジュールとの兼ね合いなども考えてお返事します。


いざ、依頼する

お問い合わせフォームがありますので、ここからご連絡ください。
その際に上記で確認した内容をご記入ください。

  • どこに掲載する予定なのか?
  • どのくらいのスペースに入れるのか?
  • 誰に伝えたいのか?
  • どんな「読後感」がほしいのか?
  • 期日はいつか?

ご記入いただいたメールアドレスに大まかなご予算や日程をお知らせします。

もちろん5項目全部が揃わない、どう決めてよいかわからないというときもお問い合わせください。これまでの事例を参考に内容・ご予算・期日のバランスを考えてご提案が可能です。


お問い合わせから納品までの流れ

お問い合わせ以後の作業フローは以下です。

【お問い合わせ】
ご連絡をいただいたらメールや電話などで詳細をうかがいます。

【ヒアリング】
困り事やどんな媒体で文章が必要なのかをお聞きし、
取材時間・文字数を見極めます。

【お見積書作成・送付】

【お見積書ご確認】
内容と料金に問題がなければご承諾いただき、
作業に入ります。

【取材】
お会いする日時を調整してインタビューします。

【取材後7営業日で第1稿提出】
修正箇所があれば対応し文章をブラッシュアップします。

【修正】
直しを終えて完成テキストを納品後、
お見積もりにもとづいてご請求します。
月末締め、翌月末日のお振り込みをお願いしています。