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◆半藤一利『昭和史 戦後篇』読後レビュー 今の問題の根っこが分かる

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丘村奈央子@15分早く帰れるオフィス仕事術です。→うちの本業はこちら

これは 授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として評価が高い『昭和史』シリーズの後半。前半の『昭和史 戦前篇』 とどちらを先に読むか迷ったのですが、高度経済成長が好きなので後半から。

本文だけでも562ページまで、昭和天皇とマッカーサーの会談秘話のおまけも入れると600ページまであります。文庫本なのに945円もします。でも、読んでおいた方がいい!

なぜなら、今起こっている問題の根っこの部分が全部書いてあるから

基地問題だったり、労働問題だったり、企業そのものの成り立ちだったり、生まれてから当たり前にあると思っていたものがいつどうして発生したのか、これを読めば分かります。やっぱり今も「戦後」の延長なんですね。

授業形式というだけあって、本当に半藤さんが目の前で話しているような感じで読めます。話しているとちょっと脱線したり、笑いも絡めたり、ふっと息を抜く瞬間ができますが、本の中にそのリズムも収録されているのでとても読みやすい。

時間はかかりますが、読んでみて初めて知ったこともたくさんありました。まず政治のドロドロした部分の中身が見えたこと。どんな駆け引きが、どんな狙いを持って行われたか。歴史の勉強で見る1項目の後ろに、人間くさい計算がたくさんある

歴史も人がやったことの結果でしかありません。近現代史に人の温度を感じられるようになる1冊でした。「戦前篇」も読んでみようと思います。

昭和史 戦後篇 1945-1989 (平凡社ライブラリー)
昭和史 戦後篇 1945-1989 (平凡社ライブラリー)

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