「デザイナーあるある」だけどライティングでもあるある。

「デザイナーあるある」だけどライティングでもあるある。

スクリーンショット(2014-10-14 10.33.09)NAVERまとめをここで引用する機会は少ないのですが、あまりにも言い得ていて見事だなあと思ったのでこちらでもリンクを。

クライアントよ。これがデザイン修正だ:心に響いた「デザイナーあるある」まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2135651276405918501/2135651387206123803

お客さんの代わりに成果物を作る仕事なので「どうしたいか」「何をゴールとするか」の共有が必須です。そのとき「こうしたい」が見えているとよいのですが、発注側に迷いがあったり定まっていないと出来上がり図がぼんやりしています。

もっと細かくいうと、「こうしたい」という願望や「この人のがよかった」という他例があるなら聞きながら掘り下げていくことが可能です。何か核を持っているけれど本人が言語化できていないなら、一緒に考えると形が見えてきます。

でもこのリンク例のお客さんは「こうしたい」がまだ決まっていないのに発注してしまった。「こんな感じで」とか「格好良く」とか指示が曖昧で、色の選択もそのときの気分。何しろ本人も定まっていないのだから、あとから変更が入るのは当たり前です。

たぶんフリーランスで制作の仕事をしている人は何度かこんなやり取りを経験しているので、この曖昧さがどんな事態を引き起こすのかを知っています。だからこそ事前に「本当にこうですか」とか「ピンクにしたい意図はこうだと理解して合ってますか」とかしつこく聞きたい。

意図と形がずれているなら「これを言いたいならこの方法のほうがいいですよ」とか「実は赤がいいですよ」とか言えます。納得してもらって、それに合わせた材料集めをします。

「こうしたい」が見えている人は聞くと詳しく教えてくれます。核があれば、どんな角度からでも、拙い言葉でも、言い表すことができる。逆に見えていない人は、私の経験上は怒ったり不機嫌になる人が多いかも。痛いところを突かれて「それをどうにかするのがあなたの仕事だ」と返されたりします。

それじゃあ、と私の解釈でやってみると「これではない」となって、リンク例と同じような卓袱台返しが発生…。でも「これではない何かとは、何か」は聞いても出てこないんですよね。本人にも定まっていないので。

時間をかけた作業がムダになるのはお互いに損失なので、私はこの事態を招かないように結構細かく「どうしたいのか」「なぜそう考えるか」をすり合わせます。「こんな形になりますがいいですか」というのもわかる範囲で事前に伝えます。

でも「ちゃちゃっとやってほしい」「それっぽい素敵なものがほしい」という場合はこのやり取りは「細かくて面倒」なんですよね。

何を目指すかでプロセスは変わるので一概には言えませんが、もしある程度精度が高い成果物が必要なら、テキストだけでなくデザインでも写真でも、取りかかるまでの時間や手順は削らないほうがいいですよ。うん。

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